関西人と言うと他地域の方々は、代表する大阪人を基準に考えられるだろうけど 、関西もそれぞれ6府県同士でも通じない言葉や方言もあるし 、それぞれの顔も持っている。
例えば兵庫と言えば オシャレでエレガントなイメージの芦屋や港町神戸、私の住む京都や奈良は古都やけど、ちょっと違うというか私が持つ奈良の印象は京都よりも静かで落ち着いていて、しかも自然も多く奥深いと言う感じかな？   和歌山は海が綺麗で、温泉やパンダ🐼🐾のアドベもある海の街で滋賀も琵琶湖を中心に比叡山や湖東 彦根 長浜と歴史ある街と簡単にイメージで言うとこんな感じやろうけど、これらそれぞれの地域をひとまとめにしてThe kansaiとして評価するには ちょっと強引過ぎるとも思う。

で、全国の関西圏以外の方々の持たれる印象もごっちゃになってて、関西のおばちゃん達は豹柄好きで、人懐っこくて、飴ちゃん配ったり 、お節介も好きで 、ボケツッコミも出来て、大抵の人は陽気な人達ばっかりみたいな感じでしょうけど、当然みんながみんなでもない。

そやけど、私はこの人懐っこい関西が一番好きっ！
だって生まれ育った壌土やし、私がまだちっちゃい頃は親からだけでなく よう近所のおっちゃん おばちゃんにも可愛がられてたり、怒られたりもした。
で、怒られて爆泣きして家に帰っても、当然うちの母は私が何ぞ悪いことをしたに違いないと思ってるし、今で言うクレーマーみたいなママゴンみたくもならない。
男の子とケンカして泣いた時も同じ対応だったけど。。
そんなご近所さん みんな私の存在を知ってるし、見守ってもくれてたに違いない。
近所の自転車屋さんのおっちゃん(通称ゴリラのおっちゃん=まんま顔も体型も似てたからw)は、ホンマに私の事を可愛がってくれて、自転車を一生懸命直してはるそばで邪魔しようと ニコニコしてたからある日 ゴリラ🦍と言えばバナナ🍌やと思って 家からバナナ持っていったら 美味しそうに食べてくれたのもハッキリ覚えてる。=それを何度も繰り返したから笑
あと小学校4､5年ぐらいの時も母に怒られて、家に帰ってこんといて もう出ていき！って怒られた時に必ず助け舟を出してくれて  家に招いてくれるお隣の井上さんのおばあちゃんとマ〜ねーちゃんのとこでキッチリ晩御飯食べさせてもろて 寛ぎついでに マ〜ねーちゃんと遊んだりお風呂入ったりしてるのは何時もの事でバレバレで分かってたし、親も私を家から追い出してもしばらく探しもせーへんかったこともある。

あ、アタシの思い出やなくて 関西人の事書くんやった。。
そんな愛すべきご近所さんの居る環境で育った故か、やっぱり生まれ故郷故か 、そんな色んなお節介の元でヌクヌクと育ってきた故か、実に真っ直ぐ？ そしてはんなりと今も住む場所は変わったけど、私の生家はうちの母の妹さんご夫婦の家となり、故郷京都で暮らしてる。

私も大学卒業後 就職したての頃  いきなりの東京勤務になって、ひゃぁ〜大都会東京って、生き馬の目を抜くようなとこ絶対無理ぃー！って思いつつ2年も居たけど、もう京都が恋しくて恋しくて はよ帰りたいってばっかり思ってた。
やっと京都に戻れた日は新幹線で見えた東寺の五重塔と相変わらず野暮ったい光を放つ京都タワーを見た時は泣いてしまうほどでした。

読売TVでやってたドラマ『泣いたらアカンで通天閣』の中で同じようなシチュエーションで東京で夢敗れて大阪に帰ってきた鈴木亮平さんが言うてたセリフ『東京では『アホか』も無いし、『しゃぁないやん』も通じひん。面白いよなぁ。。ここでの当たり前が新幹線で2時期半乗っただけで全て覆る』
正に！ ミックスジュ〜チュも通じひんし 、 オトンが言うてるレーコも通じひん。
何もかもがひっくり返った場所での生活は窮屈でしかなく、関西弁とか関西の良き文化も全てが流されて東京で暮らしてもチーともハイレベルな都会ガールになった気にも慣れへんし、物価が異様に高いし、ずっとずっと窮屈な靴や服で歩いてるだけでしか無かったなぁ〜 大都会の生活は。
向こうでも親切にしてもらった人も居たけど、旅先で受ける何倍もの親切ぐらい嬉しかったけど、我が故郷には敵わないのだ！
京都人で良かった!!