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遠藤渓太という男 part 1

私が最も推している選手。それが遠藤渓太という男だ。私は彼の謙虚な性格、そこからは想像つかない繊細かつ大胆なドリブル。彼がボールを持つと常に横浜のゴール裏は彼への叱咤激励が飛び交う。そんな光景が私は大好きだった。

今回の記事では遠藤選手について紐解いている。私の私情が入っているかもしれないがそこは許して欲しい。

プロフィール

遠藤 渓太🇯🇵 (Keita Endo)

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生年月日 1997年11月22日生         出身地 神奈川県横浜市旭区         身長 175cm                体重 66kg                 ポジション LW               利き足 右足                在籍チーム 二俣川SC-横浜F・マリノスジュニアユース-横浜F・マリノスユース-横浜F・マリノス-1. FC Union Berlin        

1.「ライバル」和田の存在   

遠藤渓太を語る上で和田昌士の存在は外せない。ここで簡単に和田選手のプロフィールを紹介。

和田 昌士🇯🇵 (Masashi Wada)

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生年月日 1997年4月11日生         出身地 神奈川県横浜市           身長 177cm                                                               体重 74kg                                                                    ポジション FW                                                       利き足 右足                  所属チーム SC相模原            

2人の出会いは何と小学生にまで遡る。小中共に同じ学校に行き、育成組織もマリノスと学生生活の大半を共にしていた。

〜常に1歩先を行く和田〜           当時の和田昌士は常に遠藤渓太の1歩先を行く存在だった。

"どうせ勝てない そのくらいうまかった"            まりびと(https://youtu.be/9jqpMHkGJYI)

ユースでの2人はまるで反対の成長曲線を見せていた。和田は1学年上やトップチームでの練習参加。そしてマンチェスター・シティへの短期留学も行った。一方当時の遠藤はユースでの試合でなかなか出番を得られず常に1歩先を行く和田に悔しさを噛み締めていた。そんな遠藤に転機が訪れる。

〜第39回日本クラブユースサッカー選手権U18〜

高校3年生。この時期にチラつくのはトップチームとの契約か、それとも大学への進学か。遠藤の脳内でも葛藤の日々が続いていた。そんな遠藤に願ってもないチャンスがやってきた。それは皮肉にも、和田の怪我から来たものだった。和田の分も背負い彼はこの大会ものすごい成長を見せる。初戦でいきなりのハットトリック。大会を通じて7得点を上げ、MVPまで選出された。私もこの大会の結果をtvkキクマリで見たのを覚えている。すごい選手が出てきたんだな。楽しみだな。当時の私はそう思っていた。

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〜2人の今〜

その後2人は無事プロ契約を勝ち取り2016年シーズンから横浜F・マリノスの選手として活動していく。ユースの頃とは違い遠藤渓太はチームには欠かせない存在になっていく。プロ1年目でリーグ戦23試合出場とこれ以上ないスタートダッシュに成功した。一方の和田は来季は1年目からなかなか試合に出れずレンタル移籍を繰り返していた。私としては2人か引っ張っていくマリノスが見たかった。今現在和田は副キャプテンという責務を全うし相模原をJ2昇格へと導いた。彼はまだ23歳。いつかはまたマリノスへ戻って活躍してくれることを心から願っている。

2.プロ2年目で当たった高い壁

順風満帆な船出を切った遠藤渓太。1年目にしてリーグ戦23試合出場。ゴールこそは奪えなかったがまずまずといえるだろう。しかし2017年は彼にとって高い壁があった。それは齋藤学という存在だ。彼は2017年から中村俊輔のキャプテンマークを受け継ぎ10番を背負う。同じ左サイドを主戦場にする遠藤にとって学の背中は大きかった。それでも出場したカップ戦で2017年4月26日VSアルビレックス新潟でプロ初ゴールをマーク。限られた中でも結果を残していた。

遠藤はこのあとFIFAU20W杯のメンバーに選出され日の丸を背負う。東京五輪世代最初のビックな大会。遠藤は日本の決勝トーナメント進出に貢献した。しかしチームに戻った時、チームは好調を維持していてなかなか入れる隙がなかった。

そんな時遠藤にとってチャンスが訪れる。学の怪我だ。またしてもライバルの怪我による離脱。遠藤はこのチャンスを見事に仕留める。

私もよく覚えている。記憶に新しい2017年のJ1リーグアウェイVSG大阪。途中出場。後半44分。試合終盤ACL出場権がかかるチームに大きな勝点3を引き寄せる値千金のゴール。これがJ1初ゴールとなる。

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ここから遠藤は驚異的な成長を見せる。

つづくホームVS鹿島アントラーズ。NHKでやってて天が決まった時絶叫したのを覚えている。あの鹿島に勝てた。やっと勝てた!彼はすごい選手なんだ。もうマリノスファンは彼にメロメロだ笑。

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こんな選手がようやくマリノスに来てくれた。私はそう思った。

そしてそして。もっともっと私を虜にしたのが天皇杯準決勝VS柏レイソル戦だ。私は等々力のゴール裏2階からこの試合を見ていた。ハモンロペスのスーパーミドルが決まり柏が先制。何じゃありゃと唖然してたのを覚えている。その後翔さんのゴールで同点になり試合は延長戦へ。そして延長後半決勝ゴールが生まれるのだがその前のアシストが渓太となる。学がいない中大仕事をやってのけた。

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2017シーズン。開幕当初はなかなか出番が得られず苦しんだが終わってみればなくてはならない存在へと成長した。2018シーズン開幕前に驚くような移籍ニュースが。齋藤学川崎フロンターレ移籍。朝通学の電車でこのニュースを目にし正直マジかよ。と思った。監督も決まらない。不安しかなかった。

そんな中遠藤渓太は背番号11番を受け継ぐ。越えなきゃ行けない壁に。彼は自らお願いした。そして監督も決まる。アンジェ・ポステコグルー。オーストラリア🇦🇺のA代表の監督だ。目指すはアタッキングフットボール。ここから遠藤渓太の更なる成長が始まる。

ノートひとつに全て収まりたかったのですが描いてるうちに書きたいことが多すぎて溢れてしまったので2つに分けて描こうと思います。長文最後まで読んでくれた方ありがとうございました。🙏

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