nikki 2019/4/9 掃除の鬼

今日は思い立って水回りを掃除しまくった。

まずはキッチンシンクの排水溝から。
もうホントにいつから掃除してないんだろうって思うほど
見るのも怖くて避けちゃうくらい、知らないふりしてた。

水切り用のラックを置いてるから普段は見なくて済むし
汚さで異臭がするほどのヤバさではないようだったの。
でも心のどこかで、

そういやぁずっとお顔を見てないなぁ、
どうしているかなぁ、まぁ元気だろうな。

なんてポジティブに考えてやり過ごしたりしてて。

で、今日思い立って挨拶して見たら

おっつ。

てなるほどの色味になっていたよ。

そこからは無心で磨いた。
前に「トイレの神様」って歌が流行って
掃除は心まで磨けるんだよ~って雰囲気になったよね。

キレイになって行く様を見届けることは
自分自身の心をも磨いていることなんだろうなって
ちょっとだけ他人事みたいに思いながら掃除してた。

激落ちスポンジと歯ブラシを駆使して
最後にはキッチンハイターで付けて
完全に元気な姿を取り戻した排水溝さん。

やはりその姿を見て、気持ちは良かったよね。
心までをも磨けたかは置いといて。

それから風呂に入った。
長風呂しようと読みかけの「銀河鉄道の夜」を持って。
あんなに独特な言い回しの小説だったなんて
私の記憶には残ってないのだけど、本当は読んだことなかったのかな。
音読なんてしてみたけど、まぁ詰まる詰まる。
宮沢賢治は一つの文学になっているから良しとしても
ありゃあ本当に理解するのに時間がかかる作品だってことが分かった。

汗をダラダラかきながら、また風呂場を見渡してみたら
やっぱり目に付く、水カビというか、汚れというか、放置の塊。
もう真っ裸だからいいやと思って、掃除の鬼と化する(2回目)。

外せるものは外して、再びスポンジと歯ブラシを駆使して
風呂場のありとあらゆる汚れをこそぎ落としていく。
水臭いんだか溝臭いんだかよく分からなくなりながらも
掃除すること約20分。

自分の身体と、お風呂場をキレイに洗い流して
脱衣所に降り立った時にゃあ、もういつも以上の爽快感。
私はやってやりましたよ、自分の身にこびり付いた垢を全てはぎ取って
新しく生まれ変わりましたよと言わんばかりの気持ち。

掃除の鬼と化した後の私の姿はまるで、天使のよう。
火照った身体を鎮めるのには、あれが一番。
プシュっと栓を開けて、一気に喉に流し込むと
ピリピリと柔らかい刺激と共に苦味が走り抜ける。

あぁなんて幸せなんだ。

結局、掃除とビールで私は気持ちよく一日を締めくくった。

と言うだけの日記。

おやすみなさい。

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