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【映画感想】劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)


■映画「シティーハンター」
いやーぶっちゃけルパン三世のTVスペシャルみたいで
テンプレートの塊で面白くはない。

しかし!後半出てくる海原神の行動が無茶苦茶痺れるのでチャラになった!
そこでそうくるかーって感じでたまんないよね。
とても素敵でしっかり悪で魅力があり過ぎる。
完璧!

■あと思ったより多くのTMの曲が流れる!
そしてオープニングシーンで一瞬
アニメのTMメンバー三人が出てくるので
見逃さぬように!

■ねー、アクションとか作画とかカッコいいし
よく出来たアニメなんだけど。
お話のパターンが全部
「これ前に見た」
なんですよねー。
こんなキャラの葛藤も前に見た。
冴羽獠と香の付き合っちゃえばいいのに掛け合いも前に見た。

■前回の映画で懐かしのそのようなシーンはもう全部やったのだから、
ちゃんと映画にしてくれよー、と思うのだ。
いや、しようとはしているんだろうけど。
なぜか、ありがちなシティーハンターあるあるを
丁寧に順番に並べて置いてあるだけなんだよね。
そして現代に寄せることで底の浅さが露呈する。
スマホとかユーチューバーとか店内ロボとかの浅い認識。

それらを含めて「ルパン三世のTVスペシャル」の
クソつまんないアニメ地獄に落ちていきそうで怖い!

■いや、キャラクター抜群なのだから
インディー・ジョーンズとか
007とかの素晴らしいシリーズモノになれるパワーがあるのに。

中途半端に出来る人が集まって
何も間違っていない、
そこそこ及第点の作品ができるのだけど
いまいちパッとしない。

どうすればいいんじゃー!
まぁ、私は関係ないので知らんが。

■そんなことはともかく!
冴羽獠の育ての親、
いつの間にか傭兵界のトップに君臨している
海原神がとても良いという話です!

完全に悪なんだけど。
あれだ、パトレイバーの内海課長に近い。
それでいてジョジョのディオ的なカリスマ性も備えるという
おじさんなのだけど、肉体的にはまだまだ現役で戦闘もできるという
イケオジっぷり!
慌てず感情をあらわにしたりもせず
淡々と自分の道を邁進する。
とても素敵なのですよ。

■最後、エンジェルダストを海に捨てたのは
「こんな邪悪な薬はやっぱりヤメておこう」
ではなく
「私の一番優秀な部下でも耐えられなかったのだからまだ不完全だ、作り直し!」
って話なのですよ。

「それなのにそんなエンジェルダストに適応し生き残った
俺の最高傑作”冴羽獠”はなんとも素敵だ」
とニッコリするのがとても可愛らしい。

そんな感じー。

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」公式

極楽京都日記: 【映画感想】劇場版シティーハンター 天使の涙

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