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Dig DAO (a.k.a. デジタル庁スピンオフweb3研究会DAO) とそのビジョン:私たちの旅と目指す未来

web3 / DAOの思想を社会に適用すると、より働きやすく生きやすいなめらかな社会が作れるのではないか? 新たなるビジョンを抱き、それを実現するために立ち上げた当Dig DAO。起源はデジタル庁 Web3.0 研究会 DAO。そのスピンオフプロジェクトとして有志が集まりDAO事例、Web3関連テクノロジーの研究・調査を行っているが、当Dig DAOの目指すところは、デジタル庁 Web3.0 研究会 DAOで掲げられた以下目的と同じものである。

Web3.0 研究会 DAOは、社会の健全な発展に活用されるためのWeb3.0のエコシステムや整備すべき環境について議論・研究・実践し、公開していくことを目的とする。

Web3.0 研究会 DAO 会則

■Dig DAOメンバー伊藤穰一が当Dig DAOに込めた思い。

デジタル庁 Web3.0 研究会 DAOメンバーでもありDig DAOでも活動する伊藤穰一氏は活動の意義を以下のように語る。

投機目的/お金儲け以外の目的でweb3ツールを使いDAOを研究することに、Dig DAOの意味があると考えています。

自分が見てきているこの約30年のインターネットの歴史を振り返ってみても、テクノロジーはあまり浮き沈みがなく着実に成長していくものですが、ファッションや経済、メディアは浮き沈みが激しい。

私は、テクノロジーの着実な成長を追いかけながら、web3/クリプトの「冬」と言われ社会があまり注目していないときに、仲間との関係やインフラを構築することに集中したいと思っています。また、そのような静かな時期だからこそ出会える仲間がおり、その仲間と研究・調査・ディスカッションすることが後から振り返ると大きなインパクトをもたらすこともあります。

Dig DAOは、分散型を意識した世の中を作ることに関心をもつ仲間が集まってます。非中央集権的なガバナンスのあり方を提案していくテクノロジーや組織体、ルールの在り方を自主的に研究、発信していきます。素朴に集まって淡々とやるべきことをする仲間から生みだされるものがどのような未来につながるのか?楽しみながら見守ってください。


伊藤穰一氏のMidjourney作品 + Photoshop Betaで余白生成

Dig DAOの活動:

社会の健全な発展に活用されるためのWeb3.0のエコシステムや整備すべき環境について議論・研究・実践し、公開していくことを目的Web3.0 研究会 DAO 会則)とし、具体的に以下活動を行っていく。

・web3 DAOを研究し、新たな働き方 / 生き方を提案していく。
・インターオペラビリティー(相互互換性)を実現するアーキテクチャーの基盤となるテクノロジーも研究・開発(DID, VC etc..)
・分散化の思想および行動指針を個人だけではなく企業や政府にも適用できるような座組も検討。そのために国内外のDAOの取組を研究し、また既に研究を始めているDAO / チームとも協業を図っていく。

メンバー:

活動を明確化するまでの間は、限定メンバーで検討していく。今後徐々に参加者を増やして行く予定なので希望者は今後の活動に注目してほしい。
(追記 2023年8月11日:メンバー追加 。OGメンバー は *をつけておく)

akazawa_naoki 
Daum *
hal_seki *
Isbtty *
Joi *
KanemitsuMidori
Kantaro 
Keiichi Hida *
mariroom *
masanork *
・matsu *
megan *
MAC
Shinya Mori
Motoki
・Ryoma
Ryu *
ShaneMatsuo *
・Sho Nakayama
Takeshi  *
Tamaki
Uwaizumi.eth
Waka Itagaki *
etc..

関治之氏のmidjourney作品。みんなで一緒にDig Dig Dig!!!


■ネーミングプロセス:

活動母体のネーミングは元々デジタル庁の「Web3 研究会 DAO」を踏襲していたのだが、より多くの方に伝わるネーミングに変更したいと参加者全員で考え、話し合い、合意に至ったのがDig DAOだ。そのネーミングに込めた思い、決定に至ったプロセスを共有する。

  • 利用ツール: miro、ChatGPT4

  • 思考プロセス

1) web3、DAOの情報を個人/企業/政府というエンティティをまたいで活かせるものを研究していくということで、最初に出てきたキーワードは hub / junction
@takeshi がChatGPT-4に hub, junction の意味を持つネーミング候補を聞くことにより、キーワード候補が掲出される。そのなかではNexusという単語がチーム内の関心を引いた。

2) ChatGPT-4案をベースにメンバー一人ひとりでネーミング案を掲出。miroの付箋に書き出していく。この際に面白かったものをいくつかピックアップする。

  • 「わがままDAO / Wagamama DAO」デジタル庁スピンオフのDAOが “わがまま”なほどメンバー全員が関心あるものを研究していくさまを表したく、あえてデジタル庁では使わないような「わがまま」という単語を使うのは面白いのではないか?

  • 「DAO ONSEN」: 日本文化のユニークなお風呂、温泉。日本以外の国では、同じお湯を家族や地域で共有する感覚を持たないので、この風呂、温泉という日本独特の文化をDAO名としても採用することにより、みんなで温まる = みんなで作り上げる世界観を伝えられるのでは? @Daum

  • 「DOJO」:マーシャルアーツの稽古場=道場をデジタル上で作り上げ、ここで鍛え、稽古し、新たな精神を養うことを目指す by @isbetty @joi
    ・「w3rd4」:Web3 Research of Digital AgencyのWERDA を meme 文化的に楽しまれているアルファベットと数字を置き換えることによりネット文化を踏襲したネーミングを生み出す @hida

  • 「TownHall DAO」:ど直球に誰でも参加できる場を作っていくことを示す “タウンホール“をネーミングに活かす @mariroom

    読者のなかでも、複数人数でのアイディエーション経験がある方は、体験しているかもしれないが、アイディエーションの面白みは、場外で起こることがある。今回も場外乱闘?からネーミングが決まっていく。

一週間経ち、改めて miro を全員で眺めていたときに、@takeshi が Zoomのチャットで Digi DAOはどうか?という提案をしてきた。 Digi Daigaku NFTプロジェクトがそこそこの知名度を持ち活動をしている且つデジタル庁(Digital Agency)のスピンオフプロジェクトを意識すると、Digi-を使うのはプロジェクト背景を表すためにも良いのではないか、と。そこでZoomチャットでの遊びが始まりDigi- 👉 Dig? 👉 Dig DAO!?!?!と直感・速攻チャット連鎖が Daum / mariroom 間で始まり Dig DAOいいかも!?! と全員が納得して生まれたのが当Dig DAOだ。

8名参加者満場一致でDig DAOに決定

Dig = 掘り下げる / 発掘する:私達がWeb3.0のエコシステムや整備すべき環境について議論・研究・実践し、公開していく際の行動指針として、好奇心を持ち探求していくのが大切だ。Dig DAOは新たなガバナンスの仕組み、コミュニティのつながりを研究し、新たな社会の在り方、新価値基準を生み出すことを目的に早速Digをスタートしていく。今後の活動にも注目していてほしい。


Dig dig dig…. ! Photo by Niels Baars on Unsplash


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