副業を始めたい人に思い出してほしい「仕事は娯楽」という話

「できること」を発信して、頼みごとを受け取りやすくするサービスのtakk!をリリースして1週間もたたないうちに、1,000以上の「できること」が登録され、たくさんの「頼みごと」が生まれました。

使ってくださった方からは、「わくわくする!」「楽しいサービス!」という声をたくさんいただいています。

自分が得意なことが誰かの役に立つことって楽しいし、誰かのために「自分に何ができるだろう?」と想像するのは、ワクワクすることなんだよなぁ。と改めて考えていたところ、ちょうどえとみほさんのこんなつぶやきに「いいね!」が集まっているのを見かけました。

仕事は本来娯楽。自分という資源(できること、持っているもの)を使って相手にどんな価値を生めるか、どんな風に役に立てるかを考えることは楽しいこと。

でも、この言葉の前提には「そんな風に楽しめている人は少ない」という事実があるようにも見えます。

何のために仕事をしているのか

人はもともと、何かに興味を持って、達成感や充実感を得たい、という動機づけを持っています(内発的動機付けといいます)。子供の頃は、もっとピアノが上手になりたいとか、逆上がりができるようになりたいとか、できることが増えていくことにワクワクしていたのではないでしょうか。

一方、大人になるにしたがって、「お金のために仕事をしなければいけない」とか「社会人として」とか「他の仕事がないから仕方なく」とか、外部の要因に「やらされている」という状況が生まれてきます(外発的動機付けといいます)。

このような「やらされている」という感じは、本来であれば自分の内側から生まれてくるはずのわくわく感すら低下させることが知られています。特に、お金のためにやっている、と思うと、もともと楽しめていたものも楽しむことができなくなります(ソーヤー効果)。

今の「仕事」を取り巻く状況には、「評価のため」「生活のため」「競争に勝たなければならないから」「世の中の雰囲気的に」など、「外部からのやらされている感」が多すぎて、純粋に内発的なワクワク感から仕事を楽しめる人が減っているのかもしれません。

楽しんでいる人に、お金がついてくる

2500年も昔から伝わる、孔子大先生の名言の中で好きなものがあります。

之れを知る者は之れを好む者にしかず。
之れを好む者は之れを楽しむものにしかず。

「それを知っているだけの人は、それを好きな人にはかなわない。それを好きなだけの人は、それを楽しんでいる人にはかなわない。」要は、楽しんでやっている人のほうが、仕事もできるようになる、ということです。

ということは、お金を目的としている人よりも、お金を目的とせずに楽しんでいる人のほうが、結果として仕事をする力も高まり、たくさんのお金がついてくる、ということなのでしょう。

cotreeという会社を続けられている理由

私が経営しているcotreeという会社は、メンタルヘルスという領域でいくつかの事業を運営しています。ちゃんとユーザーさんに価値を届けられている感じや、人の深いレベルで変化を起こせている手応え感があるので、いつもわくわくしています。

一方、メンタルヘルスの領域で事業を起こして、撤退した会社はたくさんあります。「儲けなければ」ということを第一優先におくと、まず難しい領域です。

事業は、続けていくことが何よりも大切です。そのときに「儲ける」だけががモチベーションであれば、メンタルヘルスの領域ではきっと続きません。

事業自体を楽しめているし意義を感じられていると、時間がかかったとしても地道に続けていこうと思える。そうして続けている間に私たちの会社にしかないノウハウや知恵が蓄積し、それが資産になって、収益につながる仕事がしっかりできるようになっています。

副業は、仕事に娯楽を取り戻す最高の機会

「お金を目的にしないほうがいい」などと言っても、食べていくための仕事は必要です。生活や存続がかかっていて「儲からなくてもいい」とか言っていられないこともあります。そんな人こそ、本業ではないところでわくわくできる仕組みを「副業」を通じて育てておくのがいいんじゃないかな、と。

副業解禁の流れ、働き方改革、それを「ついていかなければならない世の中の変化」「収入源を増やさなければ」と捉えると、それはまたわくわく感を奪う「外発的動機付け」になってしまいます。

そうではなくて、本業では得られないわくわく感、やらされるのではない仕事、人の役に立つ嬉しさ、仕事における主体性と娯楽性を取り戻すチャンスとして、副業を捉えてみるのをおすすめしたいです。

ちなみに、「takk!」という事業はcotreeという会社にとっては「渾身の副業」の位置付けです。本業とは違うやり方で、わくわくする取り組みの種をまいておく。それが育っていくことが、本業にも良い影響をもたらすし、会社としての可能性を広げるきっかけになります。

副業を始めるときに使ってみてほしい「できることリスト」

副業を始めようと思ったとき、まずおすすめのアクションが、「得意なことを使って身近な人の役に立つ」ことを楽しんでみることです。

①得意なことを使って身近な人の役に立って、スキルを伸ばす

②身近な人からお金をもらえるようになる

③知らない人からお金をもらえるようになる。

こんな順番で少しずつ得意なことを育てていけると、自信もついていきます。最初はお金がついてこなくても、長い目で見ればだんだんお金をもらえる素地が身についてきます。気づいたら、副業のほうが本業になることもあるかもしれません。

そのための第一歩が、自分の得意なことやできること、興味があることを棚卸ししてみることです。

ちなみに私は、こんな感じで「できることリスト」をつくっています。楽しみも、仕事も、同じ文脈で掲載しています。

今日は「仕事は娯楽」とは何かということと、「娯楽としての仕事」を取り戻すものとしての副業のつくりかたについて。ぜひご自身が「楽しんでできること」「得意なこと」の棚卸しをして、身近な人の役に立つ体験をするところからはじめてみては、というご提案でした。



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