来月のギフトショーでデビューする香水7種が出来上がりました。
それぞれテーマとストーリーがあるんですが、今日はやっと出来上がった香りをお店に来てくださったお客様や生徒さんに香っていただいたんです。

私はつけてアルコールがとんだあとすぐと、
３０秒後の香りの変化をまずは感じていただきたいから、
手首につけたあと、時間差で香りを聞くのですが、今日は面白い現象が。

同じ香水を男性１名、女性３名、、、と試していただいたところ、３０秒後の香りは見事に皆違う。
男性の方は過去に一度お店に来てくださっただけで、名前も知らない方だったのに、「わぁー、こんな香りになってるー」と思わず手首掴んでくんくんしてしまった・・・変態と思われたかも。

それにしても、私は常々、「体臭が最後の香料で、つける人によって香り立ちが異なる香水を創りたい」といっているのですが、これいけてるんちゃうん！！っと密かにめちゃくちゃ喜んだ日でした。

少したばこのにおいがする男性だったから、ジャスミンメインの香りは、たばこのフレーバーと混ざって、何とも言えないワイルドかつ色気のある香りが醸し出され、個人的にはめっちゃ好きだった。

時間とともに香りはどんどん変化するし、つける人によっても香り立ちが変わるし、やっぱり香水っていきてるんやなって再確認した日でもありました。

もうひとつ面白かったのは、上の写真のようにサンプル作ろうと瓶に香りを湿らせたコットンいれたのだけど・・・・
人につけたときとぜっんぜん香りが違う！！これはびっくりするほど違って、奥行きが感じられなくて、この形でサンプルを置くのはやめようと思いました。

やっぱり実際に自分に振りかけて、自分の出している香りと混ざらなければわからないんだと思いました。
これが天然香料の良さでもあり、難しさでもあるんだろうな。

いつだれがつけても同じ、とならないのは、デメリットでもあるけどそれが生きている証でもあると思う。

私たちが生きているように、香水もいきている。
生きもの×生きものの掛け合わせは、当然答えは違ってくるものね。

一つ一つの香水の紹介はまた追々・・・・