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影響力の武器を読んで⑥

権威-導かれる服従

ミルグラムの研究から、権威からくる要求に服従させるような圧力が我々の社会に存在していることが分かった。正当な権威者に従おうとしている力は、そのような服従が正しいといった考えを社会メンバーに植え付けようとしている体系的社会化の訓練から生じる。(本来、権威者は優れた知識と力を持っているので、これは往々にして正しい。)

権威者に対して自動的に反応してしまう要素は、①肩書 ②服装 ③自動車の3つである。更に、言うことを聞いた人達は自分の行動に及ぼす権威者の影響を過小評価していた。

☆承諾誘導のプロ達は、自らの誠実さを納得させるために、自分の利益に少し反したことをわざと言ってみる

具体例

・心理実験:研究者が指示すれば被験者はどんな拷問も相手に与えた。
・医療ミス
 ・担当医に対する盲目的な服従:看護師等は処方箋に疑問を持たぬ。
  ・白衣最高!
・ロバート・ヤングが医療系のCMを出す
 ・彼は国民的な医療ドラマに出ていた(水谷豊が頭良さそうな気がする)
・教授と名乗ると相手が従順になる
 ・教授と名乗られると身長が大きいように感じる
・スーツを着ている人は信用してしまいがち
・高級車にはクラクションを鳴らしにくい

☆の具体例

・我々はナンバー2です!でも頑張ってます
・ロレアルは高級!でも、あなたにはその価値がある
・アメリカのウェイター 
 ・客の注文を否定して、それより安いものを進める
  ・客に対して自分が店内のものに詳しいということを知らせる
  ・恩を売る
   ・相手にそれからおすすめとして高いものを売る