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【ATL】Freddie Freemanのいない春


こんにちはこんばんはおはようございます。MLBはロックアウトが終了し市場に残っていた約200人のFA選手が契約を目指しています。

そしてその中の1人我らがBravesからFAになっていたFreddie Freeman。当初は再契約が濃厚でしたが昨年12月のロックアウト直前あたりから雲行きが怪しくなってきていました。

当初Freeman側は6年2億ドルの契約を希望していましたがBravesは5年1億3500万ドルを提示。
契約年数を5年に留めたい考えでした。
確かに近年強打の一塁手に30代を超えてからの大型契約は失敗に終わる傾向にあり(AlbertPujolsなど)Freemanもその可能性は否めません。現在Freemanは32歳。30代後半になってからも今のパフォーマンスを維持できる保証はありません。


しかし2007年のドラフトでBravesに指名されてから2021年シーズン終了までBraves一筋、通算1704安打ホームラン271本、941打点、打率.295、OPS.895シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞1回、ナショナルリーグMVP1回そして26年振りの世界一の立役者です。

Freemanに素直に6年出せよ!というのがファンの素直な声というところという感じでした。


そんな矢先でした。




3月15日(現地3月14日)BravesとOakland Athleticsとの間で大型トレードが成立しました。

Bravesは地元ジョージア州出身のゴールドグラブ賞2回、通算142本塁打、強打の一塁手Matt Olsonを獲得したと発表しました。


これでFreemanがBravesに戻ってくる可能性はなくなってしまいました。

正直どうこのトレードを捉えていいのかわかりません。嬉しいし、嬉しくない。まさにアンビバレントな感情です。

トレードは1対4で成立。Bravesからは、

Cristian Pache

Shea Langeliers

Ryan Cusick

Joey Estes

の4人がAthleticsに移籍します。


Cristian Pache


Pacheは一昨年デビューした球団内プロスペクトランキング1位の3年目の外野手。
一昨年のポストシーズンでのホームランキャッチや昨年は開幕スタメンに抜擢されましたが打撃不振でマイナー落ち。わずか22試合の出場でした。それでもゴールドグラブ賞級と言われる守備は素晴らしい選手です。

彼のTwitterを見る限りかなりショックを受けている様子でしたがOaklandでセンターのレギュラーを掴んで欲しいと思います。頑張れ!!


Shea Langeliers


Langeliersは球団内ランキング2位の捕手です。
今季デビューを確実視されていましたがMLBでのキャリアはOaklandでのことになりそうです。



Ryan Cusick

Cusickは昨年のMLBドラフトでBravesから指名された最速102マイルの右投げの投手。(全体24位)



Joey Estes

Estesは昨季Low-Aで20試合に先発に防御率2.91をマークしています。




このトレードはすなわちFreemanとの再契約は無いということを意味します。事実上の別れです。


GMのAnthopoulosは今までGMをやってきた中で1番難しいトレードだったと語っていました。確かにタフな決断だと思いました。



またその直後トレード成立から10時間後になんとBravesはMatt Olsonと8年約193億円の契約を発表しました。




個人的な意見なのですが今季28歳のOlsonと8年契約、今季33歳のFreemanと6年契約を結ぶよりは理にかなってるのかなと思いました。まだ伸び代がある中Oaklandで39本打ち、これからさらに価値が高まる可能性のある選手を囲い込めたと考えるとお得な気もしてきます。Bravesは外野手とも契約する必要がありました。一塁手を確保する以外にもすることはたくさんあります。
我々ファンはよく感情に流されますがビジネスとはこういう事なのかな、とも思いました。



FreemanはLAへ

入団会見のFreeman

そんなFreemanはLosAngelesDodgersと6年1億6000万ドルで契約しました。DodgersがFreemanの希望をかなえた形になります。
Freemanはカリフォルニア州出身ということもあり地元でプレーできることになりました。


Freemanをフランチャイズプレーヤーとして生涯Bravesで活躍しみんな幸せ!そんな夢は2022年の春思わぬ形で打ち砕かれてしまいました。昨年のワールドシリーズ第6戦の時7点目のホームランをFreemanが打った時「これがBravesでの最後の打席になるかもしれない」と言った実況が批判されていましたがその言葉が現実の物となるとは…。
運命の神様は我々Bravesファンに微笑んでくれませんでした。


しかし結果を見てみるとOlsonは地元の球団にトレードされそこで長期契約、Bravesのトッププロスペクトは再建期に入るOaklandでメジャー定着を掴むチャンス、Freemanは地元でプレー。という感じに悪いことばかりではない気もします。

トレードもFAでの補強も全てが上手くいく世の中ではありません。しかし今回の件に関わる全ての人々が幸せな結末を迎えられるよう8年後、6年後、Oaklandに行った4人のこれからの動向に注目していきたいと1人のファンとして素直に思いました。
みんな頑張れ!!


最後にBravesのショートDanzby SwansonがFreemanに対して言っていた言葉を添えて終わりたいと思います。

Bravesの選手は今後誰も背番号5を背負うべきじゃない



Freeman今までほんとにありがとう!!!!!




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