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東南アジア旅行記 後編

昨日は異国の地で仕事の後にビールとワインを飲み過ぎて、またしても日課であるnoteを書き損なうという失態を犯しましたので、深く反省し、また気合を入れ直して投稿に取り組んでいきたいと思います。

東南アジア出張2日目は、午前中がマレーシアの首都、クアラルンプールで会議、午後には隣のシンガポールへ移動です。クアラルンプールは、私が海外出張で初めて訪れた異国なので思い入れがあります。東南アジアの大都市は、今どこも建設ラッシュが凄いです。クアラルンプールも同様で、市内の至る所で高層ビル建設の工事が行われていて、活気に溢れています。

ただ、発展途上国の経済発展は、明の部分だけではなく、暗の部分も浮き彫りにします。夜と朝、宿泊しているホテルのあるクアラルンプール随一の繁華街Bukit Bintang地区を散策してみたのですが、高級ブランド店がずらりと並ぶ路上の隅に、物乞いの子供達や、身体の不自由な老人が佇んでいたりします。このような光景を目にすると、自分とは無関係な世界だとは思えず、とても複雑な気分になります。ポケットのコインを恵むと、集団で取り囲まれるという噂もあるので、いつも見て見ぬフリで通り過ぎるのですが、自分があの立場だったら、希望を持って生き抜いていけるか自信がありません。綺麗事かもしれませんが、社会的・経済的弱者が絶望せず、疎外されずに生きていける世界が理想です。

会議終了後は、同行者と一緒にシンガポールへ移動しました。シンガポールは、一人あたり国民平均所得で日本を遥かに凌駕している豊かな国である一方、世界一貧富の差が大きい国でもあります。国が裕福な人に優しい政策を取っているので、世界中からお金持ちが集まってきて、閉鎖的なコミュニティを形成しています。豊かな人達に自由活発にお金を使わせることで、国を発展させていくという考え方なのでしょう。

シンガポールでは仕事はなく、翌朝の日本帰国便での乗り継ぎ目的で立ち寄っただけなので、夕食前に少し自由時間がありました。

シンガポールには過去何度か訪れていて、目ぼしい観光地はほぼ行っているので今回は、マリーナベイサンズやオーチャードエリアを散策するだけにしました。マリーナベイサンズは、今やシンガポールを代表する人気観光エリアになってしまいました。何でもある、という感じです。オーチャード通りは、古くから栄えたシンガポール随一の繁華街で、東京で言えば銀座のような所です。

海外出張は3カ月ぶりだったので、とてもワクワクしていたのですが、肉体的にはとても疲れました。この時期の東南アジアは非常に暑く、南国特有の湿度の高さに身体が順応できない感じでした。仕事もしましたが、何より良い気分転換が出来たと思います。やはり、普段とは違う場所で移動することが、澱まない為にも大切だと痛感しました。

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