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【自分の弱さ】を知っておく

人間は、自分が一番大切=自己愛の強い生き物だと思っています。自己愛がある程度満たされていて、自己肯定感のある人でなければ、他人に共感したり、今生きている社会に愛着を持ったり、大切に感じている人に適切に寄り添ったりすることは難しいのではないか、とさえ考えています。


【自分の弱さ①】自己愛が強い

私は、自己愛が人一倍強いことを自覚しています。

● 物事を判断するのはあくまでも自分でありたい、
● 自分本位に生きる資格がある、
● 他人の意見で自分の信念を曲げたくない、
● 誰かにいいように利用されて犠牲になりたくはない… 

そのような気持ちを強く持っています。常にどう生きるかの主導権と選択肢を自分が握っておきたいという強い願望があります。

この自己愛の強さが、致命的な弱点になるかもしれないと警戒しています。というのは、長く自己愛が満足できないような環境に身を置くと、不貞腐れて、思考も後ろ向きで退廃的な気分になっていく、からです。本心から自分に厳しいことを言ってくれる人は貴重で、感謝すべき存在だとわかってはいても、否定的なアドバイスは、素直に聞けないことも多いです。

【自分の弱さ②】他人からの自己承認欲求が強い

周囲の人々から適切な距離感で、適切な承認を受けていると感じている時は、自己肯定感が高まり、周囲の人々から無視され、軽視されていると感じている時は、自己否定感が強くなります。自分を評価してくれる(ように見える)人には簡単に心を開きます。他人からの自己承認欲求が強い証拠で、おそらく騙され易いタイプだと思います。

私の人間関係構築術は、基本的に受身です。

① 自分に好意を持ってくれる人、評価してくれる人、気が合う人、には心を開き、期待に応えたい。
② 自分に冷淡な人、上から目線でくる人、性根のところで冷たさを持っていると感じる人、には、たとえその人が自分の人生にプラス要素を与えてくれそうな人であっても距離を置きたい。
③ 大部分のどちらでもない人には、無駄に嫌われないことを意識して、付き合う空間・時間を限定して、適度な距離感を保つ。

という感じです。自分に好意的な人=味方、自分に批判的な人=敵 という自分本位の区分けをしてしまいがちです。どんなに自分にとって魅力的で影響力のある人でも、自分を正当に評価しない相手だとわかれば深追いせず、距離を置きがちです。足りない所は素直に反省し、周囲に認めて貰えるように努力を重ねる時もありますが、年齢を重ねるにつれて自分が無理をしてまでして付き合って貰う関係が果たして幸せだろうか…… と感じます。

自分の中に確固たる軸が固まっている時は、周囲の意見を無視しても前に進められるものの、確信がなく、ぶれて迷っている時は、周囲の意見に左右されます。他人の評価軸で生きてしまう傾向があり、他人からの評価抜きに心底の幸福感を得られにくい厄介な特性だと自覚しています。

【自分の弱さ③】他力を期待している(覚悟が甘い)

人間は自立することが基本で、他力本願では駄目だと戒めてきました。でも、心の奥底で誰かが助けてくれる、自分はなんとかなる、という甘い考えがあるような気もしています。逆境に直面した時、本気で突破を目指せない弱さを持っています。

状況によって、頼りたい時、助けてもらいたい時に、甘えられる人間関係があるのは、心の支えになります。自分の弱さを曝け出しても関係が壊れない人がいることの強みは、どんな状況になろうと、サバイバル出来るという自信にはなります。ただそれは自分が本気で生きた結果として手が差し伸べられる場合だけで、最初から味方の助力を期待するのは違います。

【自分の弱さ】に向き合うことは、心の痛みを伴うのですが、時々は文字にして検証するようにしています。本当は他人からも指摘を受けた方が良いので、信頼出来る人たちとの交流は欠かさないようにしないといけません。

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