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【データ分析は宝探し】暗号を解く

データ分析は宝探しである。
しかしその地図は不親切だ、という話を書きました。

不親切な地図を読み解いて「お宝」の在りかにたどりつくために、
宝探しにおいて次に必要になるのは何か?

それは「暗号」です。

そして「暗号」である以上、私たちは解かなければなりません。
「暗号」は解いて初めて具体的な経路として可視化されるのです。

ではどんな暗号を解けばいいのか?

データの山において、実は暗号として示されているものがあります。

そうです。
「指標」と呼ばれるものです。

通販、EC、マーケティングの領域では主に下記のような「暗号」ではなく、
指標(KPI)が用いられています。

業界でよく聞かれる指標を思い出してみると
ざっとこんなのが出てきます。

CAC、CPA、CPR、CPO
SME
RFM
チャーンレート、リテンションレート
レスポンス率、リターン率
メディアレーション
NPS
CSAT
LTV、CLV
などなど…

なにやらアルファベット3文字が多いですねw
この記事ではデータ分析に向き合う考え方の話なので
ひとつひとつの指標の解説は省略します。
興味のある人は調べてみてください。

さて、通販業界の人の間でも
日常的に使っているものもあれば、
用語としては知っているけど自分たちは使わないなとか、
いや、初めて聞きました。
なんて指標もあるかもしれません。

もちろん他にもたくさんあるわけですし、
一般的ではなくとも業界や企業単位で使われる別の用語もたくさんあると思われます。
同じ意味でも会社によって異なる略語を使っている場合などもあります。

これらの用語(指標)、
分かる人には分かると思いますが、
分からない人にはさっぱり分からない、というものもあるはず。
これ自体がまさに「暗号」と言っていいのではと思えてきますね。

日本語表記で単に
売上、利益、利益率、原価率、損益分岐点と言えば暗号感は弱まりそうですが、なぜか横文字やアルファベット3文字略語で使うことが多いです。
そのため暗号感が増してくるのかもしれません。

これらの「暗号」にはそれぞれの意味と目的があり、
その使い方と解釈の仕方を覚えることで
データの山をデータの地図として見られるようになることができます。
その意味では、地図記号とも捉えられるかもしれませんね。

因みに宝探し、謎解き、ゲームなどで使われる暗号にも
実は種類と言うかパターンのようなものがあります。

シーザー暗号
ヴィジュネル暗号
バイナリーコード
数列暗号
ブロック暗号
などなど

こちらも本題から外れるので詳しくは説明しませんが、
暗号となる文字列を見て、この暗号はどのパターンかを見分けて読み解くことで、
暗号を素早く解くことができるようになります。

マーケティングのデータ分析とゲームを一緒にするなと言うご意見もあるかと思いますが、
本質的な意味では、実は非常に似ているのではないかと私は思います。

というか、ゲーム的なスタンスで臨んだ方が、
仕事も楽しくできますし、分かったときの達成感も実は大きいのじゃないか
と思うのです。


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