日本型組織での製品開発はもう限界が来てるのではないでしょうか
どうもこんにちわ。ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
12回目にあいなります「Tribal Professional Academy(TPA)」をお題にしたnoteですが、今回のお題はどえらくタイムリーなテーマです。
「製品戦略」と「価格戦略」です。
増税のタイミングと相成って「製品・価格」がテーマというのは運命的なものを感じます。
製品を売るためのマーケティングの歴史は欲望の歴史
「組織行動論」における働くための動機づけともリンクするんですが、高度経済成長時代における環境変化が緩かった時代は、消費者のニーズも画一的でした。
欲しいものは「三種の神器」と呼ばれ、そのアイテムは時代とともに変遷していましたが、超成熟化した現代においては、欲望(ニーズ)も多様化・複雑化しており「売れる」という概念も変化しています。
IOT家電とか、ほんとに欲しいですかね?
超成熟化した市場においての「ニーズ」
製品とは、
特定のニーズや欲求を充足する興味・所有・仕様・消費のために市場に提供されるすべてのもの
とあります。
しかし、超成熟化した市場においての「ニーズ」は、代替品に溢れ、いつでも購買機会がある状況にあり、消費者も「欲しい」という衝動がそもそも起きにくい状態にあります。
確かにふと考えてみると、お店に行って、「欲しい!」と思うモノに出会っても、ネットで調べたり、Amazonで売ってたら「後でいいや」ってなるので、その場ですぐ「衝動的にものを買う」ということが少なくなりました。イベントとかでしか買えないガチの限定品ですら、お金出せばメルカリで買えますし…
マーケティングリサーチやインサイトで、本当に「売れる商品開発」ができるのだろうか?
今回の課題図書を読んでいて思ったんですが「ここに書いてあるようなやり方で商品企画してていいのだろうか?」という違和感です。
ターゲットに感情移入し、差別化を図る、とありますが、技術もオーバーシュートし、製品はコモディティ化、いま話題になる商品は「昔売れた商品の焼き直し」みたいなものばかり。
「良いものを作っていれば売れる」とか「差別化を考える」とか、通用しなくなってるのではないでしょうか。
だいたい、良いものを作ったとしても、その良さが「情報が多すぎて消費者に届かず想起集合に入れない」なんてこもとザラに起こってるので、
商品開発だけ、とかブランディングだけ、みたいな縦割りな状態ではなく、「マーケティング全体」を見ていける組織がモノづくりを行わないとダメな世の中になってると思います。
だからここで前回勉強した内容にあった「ブランドマネージャー」の存在が重要になってきているわけなんですが、日本型マーケティング組織は事業部制で縦割りなので、ブランドマネージャーが機能しないことも多々あり、とってもヤバい状況ですよね・・・
消費者は製品に「自己実現」な人生のパートナー性を求めている、でも一方では…
ぼくらは今、商品を買うというより「ライフスタイルの実現や充足」のためにお金を使ってます。しかし「型にハマったライフスタイル」はもう消えつつあるので、「自分の人生のパートナー」となって、ずっと並走してくれるような製品・サービスにシフトしていかないと、企業は生き残れなくなっていくのではないでしょうか。
しかし一方で、今回の増税における一般消費者の行動をみていると、「生活への危機感」が最強の動機づけなんですよねぇ…
そしてそういう短絡的な消費行動もマーケッターは絶対に念頭に置いとかないといけないですね… 企業様は本当に大変です。
僕、「5万円のものを買ってようやく1000円しか変わらないのにアホちゃうか」って思ってました。マジすいません…w
でも僕らは、前を向いて進まないといけない
とはいえ過去を知らずして未来を創造することはできないので、今回のテーマは、より「学ぶことの重要性」を気づかせてくれました。
特に「価格」については、僕の好きな「オタクの消費」とあわせて、もうちょっと深堀りしていきたいですね。
今のお仕事のフィールドは、最前線でこういった課題に直面できるので、もっと向き合っていきたいと強く思った次第。がんばろう。
ところで僕はつい先日、旅行先で財布をスられてしまい、増税どころではありませんでした。
カードが無いと、Amazonで買い物もできないし、スクスタに課金もできないし、キャッシュレス化の恩恵も受けられない…
マジ不便…
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
財布返せ…
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