名称未設定のノート-5

マーケティングはどこに?君の胸に!

いよいよ第10回目にさしかかりました「Tribal Professional Academy(TPA)」。
10回もnote書いていると、だんだん書く速度上がってきてます。「書く筋肉」がついてきたんでしょうか。

そしてそして、ここにきて現在の本業「マーケティング」がテーマとなります。

課題図書はこちら

●グロービスMBA集中講義 [実況]マーケティング教室

●有斐閣アルマ マーケティング戦略(第5版)

●[改訂4版]グロービスMBAマーケティング

こちらの3冊です。ちなみにTPAで使う本は基本全部自腹です。上記3冊はKindle版で買うとトータル1,000円ぐらい安くなるのでよかったですね。

この3冊の中でも特に「有斐閣アルマ マーケティング戦略(第5版)」は、弊社の社員全員が受ける独自の取り組みである「マーケティング検定」という100問からなるテストのテキストにもなっており、この一冊でマーケティングの基礎的なところはほぼ網羅できるというスグレモノ本です。


マーケティングとは?


基本に立ち返って、マーケティングとは何なのかを考えてみようと思います。

マーケティングとは、市場と企業や組織とのかかわりを考察する考え方や接近法であり、そしてそのしかけ作りである。
(マーケティング戦略)
マーケティングの役割は、市場の変化を敏感に捉え、顧客ニーズや顧客満足を中心に置いた「買ってもらえる仕組み」を組織内に構築することである。
(グロービスMBAマーケティング)
マーケティングは「買ってもらえるための工夫」
([実況]マーケティング教室)

いろんな言い方がありますが要は「売れる仕組み作り」のことですね。
市場(顧客)と商品(メーカー)が出会うことを支援というか活性化するというかなんというか (((・ω・)))

「広告宣伝、プロモーション」の事を安易に「マーケティング」って言う人が居ますが(僕も代理店時代はそうでした)、今は安易な広告宣伝だけでは売れないので、もっと広義にマーケティングを捉える必要があると思います。
そんなマーケティングについて、今現場真っ只中で日々試行錯誤してる人間が感じる3つのポイントをお話したいと思います。


マーケティングには「全体を見渡す視野」が必須


売上を構成する要素は一つではありません。

「●●のせいで売上が上がらない!」とか「●●なマーケティング手法は効果がない!」とか、言いがち言われがちタマウガチですが、そもそもプロダクトに特徴なくてコモディティ化真っ只中だったり、思いもよらないところから競合が現れて顧客をそっちに持っていかれたり、そもそも組織構造に問題があってマーケティングが上手く機能してなかったりと、要因は様々。

そういうことを踏まえ、マーケティングに携わる場合は「全体を見渡す視野」がとても重要だと思います。

局所的、短絡的な思考ではなく、今起こってる事象をさかのぼり、客観的に要因分析し、対策を立てる。
そのためには上空高くから周りを見渡せる視野がないと、盲目的に「一見成果が出そうなやり方」に飛びついちゃったりするワケです。


現在地を「コマメに確認」する


「マーケティングは時代を映す鏡」と言われるように、ニーズも多様化し、変化が激しくスピードも早い現代においては、過去の成功体験を元にしたやり方を信望するのはとても危険です。

常に地形が変化するところを歩いているようなものなので、こまめに「市場における自社やブランドの現在地」をちゃんと把握しておかないといけません。大丈夫だろうと油断していると、思わぬところに落とし穴があって真っ逆さまに落ちてDESIREです。

逆に、現在地をちゃんとわかっていれば、競合を出し抜けるチャンスに繋がります。

現在地を知る=リサーチするための手法も多様化しており、STPやペルソナなどの手法が「しっくりこない」というお話も良く聴きます。
しっくりこない理由の多くは「企業とユーザーとのニーズ認識の乖離」で、メーカー側からのメッセージが、ユーザーのニーズに響いていない、ということです。

そんな中で有効なのは、ソーシャルメディア上の評判を調査する「ソーシャルリスニング」や、インスタグラムでのハッシュタグ動向を元に文脈の拡張性を見る「ハッシュタグファインダー」などの手法です。

大規模な調査を行うのではなく、SNSを活用したスピード感のある施策を用いることで、ユーザーのニーズに対してコマメな現在地確認が可能となります。

※こちら弊社でも実施しておりますので、ご興味あればぜひ!w


短期的な成果「だけ」を求めてはいけない

値引きやクーポン、キャンペーン的な販売促進的手法は、それ自体の効果の是非はともかくとして、それらは全て短期的な効果を狙った取り組みです。しかし、売上至上主義を掲げると、そういった施策がメインになってしまいます。

そして、マーケティングの本質は「持続可能な競争優位を確保」すること。トライバルメディアハウス公式noteにもありましたが、

マーケティングは短期的な取り組みも必要ですが、、中長期的に愛される仕組み、いわゆる「ファン」を資産として捉え、活用していくことが今まで以上に重要となっています。

いままでは、

大量に商品・サービスをつくり、多額の広告宣伝費を投下して認知度を高めれば売れる時代だったため、企業やブランドは「放っておいても買ってくれる」ファンに対してあまり関心を示さなかったのです。

という背景もあり、多くの企業が新規顧客獲得のために多くの予算を投じていたため、購買後のアクションを蔑ろにしてきたせいで、自社の「ファン」がどんな人なのか知りません。CRMといっても、購買情報やプロフィール以上のことはわからない状態でした。

しかし、そういった「ファン」がどんな人達なのかを知ることはとても重要です。なぜなら、ファンの持つ熱量は、大きな経済効果を生むことが実証されているからです。


ファンの持つ大きな共感性、市場目線の文脈、熱量を伴う購買行動を活用すること、またそのファンは一朝一夕では生まれないので、中長期的な取り組みを持って、ファンの資産化が必要となっています。


時代の変遷と共にマーケティングも変化します。
今の時代に即した手法を考え、固定観念に縛られないマーケティング施策の実施を考えていきたいものです。

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