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多様性と可能性

はじめにお読みください。

現代で1週間に1回以上は耳にし、目にする「多様性」。最近は、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)と呼ばれたりもしていますね。この記事を目にした数日後に、別のメディア(ドラマ)でまた「多様性」という言葉に触れました。多様性、多様性・・特に仕事場においてもこの多様性という言葉で今までとは異なる事象が起きているなあと考えていました。※本記事は私自身の考えのため、私自身、視座が変わったり、多様な価値観に触れていく中で、変化、進化していくことを前提にお読みください。

※記事稿了後追記↓
記事書きながらもなんか変化してきました。
ブレブレですみません。

DE&IとROI

リンクを貼った日経記事の中では、DE&Iが多くの労働者に利益をもたらすことは疑いようのない事実としつつも、米国では、DE&Iに関する戦略が見直されていることが書かれています。見直されているのは、DE&Iを企業のブランディング的に使える!と飛びつき、受け入れ、数値による利益への効果が議論されることなく、推進されている点にある。全世界的な景気後退の中、DE&IよりもROI(費用対効果)に注力し始めているということが述べられている。

「多様性」の恩恵と「多様性」で消えたもの

多様性という考え方自体、私が入社した10年前にはまだあまり職場の中で感じることは少なく、ここ最近になって急激に身近になった印象です。個人のパーパスと企業理念とのマッチングで最大効果を発揮する、その個人のパーパスは多様であり、それぞれが効果を発揮しやすい領域で活躍してもらうことが企業の利益に繋がっていく。マネジメントも個人のパーパスと企業理念のマッチング度をいかに上げていくのかが重要。そんな環境が各所で存在し始め、メディアでも取り上げられ、様々なバックグラウンドを持つ人達が働ける環境が日本国内では増えているなあというのが恩恵だと思います。共創時代と言われている中、そのような多様な価値観を持つ方たちとの共動にはこの「多様性」というキーワードが広く、認識されていったおかげです。

一方、別の角度から「多様性」のシーンを見ていくと、新卒市場は売り手市場一色、せっかく入社した社員にやめてもらっては困ると、過度なお客様扱いを採用選考から継続し、入社後も手厚く過保護なくらいまでフォローしていく。そんな中で、「多様性」という言葉が組織にも人材にも「やめられない」ようにするための共通言語になっているように感じます。

「多様性」をさらに考えたドラマ

私が「多様性」について見たドラマは、「不適切にもほどがある」というドラマでして、この中でも、新入社員に対して過度な期待はNG、プレッシャーを感じさせてはだめのような、成長意欲と期待のギャップが描かれているシーンがありました。それに対して腑に落ちない様子の上司に対して、過去からタイムスリップしてきた主人公が、「それおかしくない?」と声を上げるシーンで、私は、「大共感」してしまいました。結果的には、部下はもっと叱ってほしかった、構ってほしかったという上司への要望が言葉にできていなかった、上司はそれがわかっていなかった「それは言われなきゃわからない」。というオチに繋がっていき、「話し合いましょう」というキーワードともに収束していく訳ですが、ここで私は、無意識に感じてしまっていた「多様性への誤解」があったと気づきました。※この文章書いている中でも気づきと変化があるのでご容赦ください。

気づいたのは、「多様性」をある種、こんな感じだと勝手にラベリングしている自分でした。お恥ずかしい限りですが、優しく、怒らず、無理をさせず、こんな対応は多様性でもなんでもないなと。むしろ、何をしたいのか。どんな挑戦をしてみたいのか。それこそ腹を割って「話し合う」ことで、その方の多様性や仕事への考えを見つけていくのが良いのではないか。めっちゃ成長したいという方もいれば今のままで良いという方もいらっしゃる。それぞれに合わせた仕事を適材適所にし、評価や報酬もそれに見合ったものにしていけば良いのではないか。ある種ジョブ型雇用と今までの雇用形態が入り混じっているのが現代なのではないか。

「多様性」一つとっても、企業規模や人材構成などによってそのもたらす効果は一概には言えないのではないかというのが私の仮説です。

なんだか、つらつらと書き連ねてしまいましたが、筆は意外とスラスラと進み、わたし自身このテーマに関心があることに気づきました。もっと深掘りしてみたい。

余談!なんかこのドラマ、好き・・

「不適切にもほどがある」ですが、これはヒットするだろうなあと思いました。と、同時に何かに似てるなあとも。風呂場で頭に流れてきたのは『言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜♪』そう、GTOでした。常識にとらわれない破天荒な教師鬼塚英吉。現代では流石にこんな教師はいないだろうという事で、過去から人を呼んでくる。なんか似ているところが多いなあ、好きだなあと思いました。最後はみなさん、頭の中に浮かんでますよね。戦うことも必要なのさ〜♪


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