英語の国内留学_実践的コツ

元外資が教える「英語の国内留学、実践的コツ」

以前このツイートにたくさんイイネをいただきました。

私は英語を学ぶにあたって、「英会話レッスンに行け」とか「海外留学行け」など、ありきたりなことをいうつもりはありません。
たしかに、日本でも数百人以上の外国人と交友し、また米国、トルコ、ベトナムで住んでた経験から言うと英語の習得で早い順番はこのようになります。

外国人と付き合う>海外でビジネス・勤務>海外留学(日本人と絡まないガチ勢)>国内で外資企業の勤務>国内のガチ勢 > 海外留学(日本人と絡む勢)>国内で英会話レッスン>机での勉強


とはいえ「海外勤務など簡単に言うな、こっちも生活がある」や「嫁もいるし外国人と付き合えません!」という方は、日本にいながらの学習方法を知りたいですね。国内ガチ勢を目指したいですね。今回の記事はそういう方にピッタリな内容です。


今回は2つだけ脳に叩き込んでください、(a)人は忘却の動物であること、また(b)英語は1のアウトプットが100のインプットに勝ること。

筆者の紹介

トップクラスの外資企業でマーケティングを担当し、アメリカ、ヨーロッパ、インド、中国のチームと毎日やりとりしていました。また、アメリカ留学やトルコでの勤務、今はベトナムで仕事しています。


バリバリ英語を使ってますが、実は外国人がいない田舎出身で、20歳まで海外に出たことありませんでした。海外に出たことなかったのに、1年弱日本で学習し、TOEFLのiBT96点、TOEIC970点を取得し、ネイティブの人からアメリカ出身かと思ったと、間違えられるほど国内留学で英語をマスターしました。

今回は私がその際に実践した内容の紹介です。

忘却の動物

まず第一に理解しないといけないのは、人は動物という所からです。
…えっ?英語学習に関係あるの?と疑問に思われますね。

英語を学ぶにあたって、そもそも学習の仕組みから考え直しましょう。

動物は生存最適の生き物です、生き延びるのに必要なものを学習・記憶し、生存に不要なものは忘却するようにできています。人のメモリは限られており、不要なものは適宜排除しないとパンクするのです。

机で単語帳を眺め、毎日単語数を増やしていく…?そのような安全地帯で無感情に単語を空で覚えて、あなたの動物的本能が重要であると認識すると思いますか?いいえ、もうその時点で忘却リストに入っています。単語帳なんて焼き払ってください。

感情の存在

ではどうすれば良いのか。どうやって脳に重要と認識させ騙すのか。
2つあります。占有率と感情です。

占有率
:仕事以外はすべて英語にしてみてください。私の場合は、スマホ・PCの言語設定から始まり、趣味の動画をYoutubeで見る(例:ギターを英語で学ぶ)、ニュース、読書、ドラマや映画、独り言、また仕事/学校外の交友を英語にしました。利用するサービス、例えばFacebookなどの言語設定もすべて英語ですし、単語を調べる時も英語(日英辞書はNGです)です。

多くの方がすべて英語にする重要性は認識されてますが、インプットを増やすためと認識されてます。もう一歩踏み込んで解釈して下さい。すべて英語の環境にしてしまえば、英語ができないと生活が不便、ないしは不快感をおぼえます。強制的に脳に英語は生存活動に必要なものと認識させます。

感情:皆さんの記憶に残ってることって何でしょうか。恐怖、恥らい、歓喜、笑ったなど強い感情が引き起こされた時ではないでしょうか。つまり英語も同じで、それらの感情を呼び起こし、これは生存に必要であると脳に錯覚させる必要があります。

単語帳を眺めてる場合じゃないですし、1人でインプットばかり続けてる場合でもないです。外国人と英語を話し、恥をかいて、笑い飛ばし、時には感動し、感情を呼び起こしてこそ脳が必要であると感じます。

アウトプット

皆さんも認識されてると思いますが、アウトプットが大事です。1のアウトプットは100のインプットに勝ります。むしろ英語に関して言えば、アウトプットすることでインプットが得られます。会話をすることで、知らない単語がでてきて、その場は意味を推測し、同じ単語が数回出てきたら重要なものと感じて覚えますね。ビジネスなどは具体的に何が失敗か成功要因か定かでないことが多いです。ところが英語は「正しい ≒ どうやって人が使うのか」がわかるので、アウトプットしたもの勝ちです。

実践

とはいえど会話は、どこで実践したらいいのか?というのが肝心な話ですね。英会話レッスンも行かないよりはましですが、おススメしません。なぜならそれが実際と乖離したシュミレーション会話だからです。例えば、スクールの部屋で、京都の観光名所の説明を練習しますね。あくまでもそれはシュミレーションです。

野球選手がひたすら素振りだけ1,000時間続けても大きく上達しません、実践が必要です。実際に京都の観光名所を回った方が、実践的です。他の街と違ってなぜ道が整理されているのか(条里制や歴史)、気候はどうか、芸者はどこにいるのか、名産品は何か、など多くの説明や会話が生まれるからボキャブラリの幅も広がります。

そのため外国人の友人を作り、食事をし、観光し、議論し、パーティに参加し、時には音楽ライブに行く方が段違いで英語習得スピードが高まります。

問題はどこで外国人と友人になるのか?クラブやバーに行って友人になるという選択肢がありますが、人によってハードル高いですね(私もあまり好きでないです)。最近では都市だと、Meetupなど自分の趣味や嗜好に沿って、外国人や日本人が交流するイベントがあります。ピクニックイベントとかが最初は行きやすいと思います。

また、大学生の知り合いがいるなら、大学に留学来ている外国人学生とつながるといいです。彼らは日本に興味があって留学に来てるので、好意的に友人になってくれる傾向にあります。

あとは、これについては私は経験なく友人から聞いたものですが、外国人が住んでいるシェアハウスに住むのも良いらしいです。交流の多いシェアハウスだと話す機会が多いようです。

おわりに

内容をまとめると(a)人は忘却の動物。英語は、感情を刺激、占有率を高める、(b) アウトプットを優先する。

そのために、スマホ・PCの言語設定から始まり、趣味の動画をYoutubeで見る(例:ギターを英語で学ぶ)、ニュース、読書、ドラマや映画、独り言、また仕事・学校外の交友を英語にしましょう。最近だとAlexaやGoogle Assitantに英語で会話やお願いするのもありですね。
*どなたか、他に英語の実践方法や外国人と知り合う方法があればお知らせください。

今回はマインドセット含めて国内留学術の実践方法を紹介しました。
反応をnoteかTwitterでいただければ、もっと記事を書こうと思います。

また記事の候補は下のツイートにあるものですが、他にもある場合は、下記ツイートかnoteのコメントからリクエストください。ではではー。



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