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アプリをダウンロードするモチベーションは? アプリは「まず目的ありき」でストア検索で探す人が多い。

モバイルマーケティング「TUNE」のレポートをメモ。

「ユーザーはなぜアプリをダウンロードするのか?」をアメリカのスマホユーザー2,100人(男女比 41:58、iOS:Android 55:44)に聞いたもの。

アプリは「何か目的ありき」でダウンロードされるもの。

以下は「直近でダウンロードしたアプリをなぜダウンロードしたか?」そのモチベーション(動機という表現が正しいかも)をOS別にまとめたもの。

1位「何か特定のタスクがあって(iOS 21%、Android 25%)」
2位「クチコミ」(iOS 18%、Android 22%)
3位「広告」(iOS 16%、Android 13%)
4位「ランキング」(iOS 15%、Android 12%)
5位「すでに使っているサービス」(iOS 11%、Android 16%)
6位「ソーシャル」(iOS 8%、Android 9%)

・「何か特定のタスクがあって」というのは、ちょっと計算したいけど、いま電卓もってないからアプリ落とそう、みたいな目的ありきのDLのこと。

「1アプリ1機能」という設計が多い(adobeが単機能のデザインアプリをいくつもだしたり)のは、アプリが目的ありきで使われることが多いからと。

・「すでにつかっているサービス」というのは、WEBでいつもクックパッドみてるんだけど、どうせならもうアプリ落とすか、的なこと。

・ソーシャル(デジタルなクチコミ)よりも、(リアルな)クチコミのほうがずっと影響が大きい。

年齢別にみる「アプリダウンロードのモチベーション」

さっきの「アプリをダウンロードしたモチベーション」を年齢層別に可視化したのが以下のグラフ。

・10〜20代前半は(リアル)クチコミの力がつよく、ランキングからアプリをダウンロードしている。他の年代に比べるとソーシャルの力もつよい。

・20〜50代は「特定の目的があって」アプリをダウンロードしている。年代が上の人ほどランキングの力が(相対的に)弱くなっていく。

アプリは「ストア検索」でダウンロードしている人が多い。

最後が目的別に「アプリをダウンロードする手段」を可視化したもの。アプリストアで検索しているのか、ダイレクトにダウンロードするのか。

1、「特定のタスクがあって」(ストア検索89%)

「目的ありき」でアプリをダウンロードする人は、「どのアプリを落とすか」がそもそも決まっていない。だから、ほとんどの人(89%)が検索(「写真加工 かわいい」「カレンダー 無料」とか)でアプリを探すということ。

2、「クチコミ」(ストア検索80%、ダイレクト15%)

クチコミからのストア検索(80%)というのは「このリア充を爆発するアプリウケるんだけどw」「え、それなんてアプリ?」「リア充爆発しろ、で検索してみ」みたいなこと。

クチコミからのダイレクトが15%というのは、クチコミからはじまって、アプリストアのリンクをLINEで送ってもらう、的なことかと思われる。

3、広告(ストア検索50%、ダイレクト46%)

広告からのストア検索(50%)というのは、広告バナーを見て「あ、このアプリおもしろそう」と認知して、それを後からアプリストアで名指し検索するなどのこと。このパターンが多いのが意外。

広告からのダイレクト(46%)というのは、広告をふつうにクリックしてアプリをダウンロードすること。

以下略。そういう感じで、シーンやモチベーションよって、アプリをダウンロードする方法が「ストア検索なのか、ダイレクトなのか」変わってくると。

アプリストアの検索はかなり使われているので、ASOの基礎はやっといたほうが良いよ(例えば、ひらがな検索でも出るようにするとか)ということだと思われる。

このレポートは、以下URLから無料ダウンロードすることができます。

本編では「アプリをダウンロードする前に、何回アプリの名前を聞いたことがあるか」などの分析結果も。

参考:http://www.tune.com/blog/new-white-paper-the-state-of-app-discovery-in-2015/

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