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位置情報はひたすら垂れ流す。20代女子に聞く位置情報アプリ「Zenly」で変化した「待ち合わせ方法」と、垂れ流し型SNSの可能性

位置情報アプリを半年つかい続けるユーザーにインタビューしました。

目次:
・Zenlyで位置情報を共有すると「何がわかるか?」
・位置情報アプリで変化した「待ち合わせの方法」
・Zenlyは「イマ×ドコ」を垂れ流すSNSでもある
・ストアランキング推移でみる「Zenlyの現状」
・Zenlyのストアローカライズやツイッター運用

東京都のエリさん(23歳 社会人)

よくつかっているアプリを教えてください。

Zenly(ゼンリー)というアプリをつかっています。これは位置情報をシェアできるアプリなんです。わたしは友達と妹と彼氏とつながっています。

もともとは、高校生の妹がつかっていて。試しにダウンロードしてみたら意外と便利で。半年くらいつかい続けています。

※友達に位置情報をシェアできるというアプリ。

位置情報をシェアすると、なにがわかるんですか?

位置情報だけでも「なにをしてるか」って意外とわかるんですよ。

ゼンリーって、勝手にアプリが「ここは自宅」みたいに認識して、自宅だったら「家マーク」、会社だったら「パソコンマーク」をつけてくれるので。

例えば、会社にいたら「ちゃんと仕事してる」とか。土日に遠くにいたら「旅行いってるんだ」とか。近くにいたら「近いから会おう」とか。

妹の友達は、彼氏のスマホにゼンリーを内緒で入れて、LINEでは「家にいる」って言っているのに、全然違う場所にいたら「ウソじゃん」って、浮気を発見したらしいです。笑

位置だけでも「いろんな情報」が伝わってくるんですね。

はい。会社の友達だったら、最寄り駅は知っていても、家ってわからなかったりする。ゼンリーだと「駅近のタワマン住んでる」とかもわかる。笑

あと、誰と誰が会ってるかもわかるし。家に何時間いるかの滞在時間もでます。電車に乗ってると「時速51キロ」みたいな速度も見られます。

それから、友達が海外にいくと「○○さんはいま韓国にいます」みたいな、通知が来たりもしますね。

ちょっと「息苦しそうだな」とも思うのですけど、そう思ったりはしないんですか?

わたしは別に思わないですね。仲の良くない人とやると息苦しそうだけど、仲良い人とつながってる分には。全然気軽にやれている感じです。

でも、ずっとONにしない子もいますよ。ONとOFFは切り替えられるので。待ち合わせのときだけ「ゼンリーONにして」っていったりもします。

※アプリの設定で「位置情報の粒度」は変更することができる。オンとオフとゴースト(曖昧)の3パターンで設定できるようです。

待ち合わせのときも使えるんですね。

待ち合わせのときが一番便利ですよ。お互いの位置がわかるから、そこを目指して歩けば良いので。住所とか目印なくても待ち合わせできます。

待ち合わせのお店が決まっていて、もう友達がそこに着いていたら、そこに近づいていけば良いだけ。相手がどっち向いてるかもわかる。

ゼンリーなかったときは、相手の位置がわからなかったので。電話して「いまどこ?」って聞いたりして、わざわざ迎えに来てもらっていた。

とくに渋谷とか改札いっぱいあって大変です。反対側に出たり入れ違いになったり。そういうのがなくなった。待ち合わせは簡単になりました。

※リアルタイムの位置情報データで、目印になる場所がなくても「待ち合わせ」ができるようになった。お互いに接近していけば遭遇できる。

なるほど。それはたしかに便利ですね。

そうなんです。彼氏との待ち合わせのときにもよく使います。

連絡を取り合わなくても、「いまどこら辺かな?」って見れば、絶対これ間に合わないじゃんとか、いま出れば間に合いそうとかわかるので。

だから、ちょうどいい時間で向かったりできる。相手のバッテリーも表示されるから、残り2%とかだと「やばい」って急いだりもする。笑

ほかにゼンリーの使い方って何かありますか?

ゼンリーって「行った場所」に印がつくんですよ。わたし的にはこれが気に入っていて。もっといろんな場所に、行ってみたい気持ちになります。

この王冠マークは「友達で一番そこに行ってる人」です。自分が渋谷に一番訪れてたら渋谷に王冠がつく。わたしは王冠が25個あるみたい。

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ここからは、Zenlyについて「調べたこと/考えたこと」をまとめておきます

■Zenlyは「イマ×ドコ」を垂れ流すSNSのようなアプリ

まず、親しい人の「時間×場所」の情報がわかると、おおよそ「いま何をしているか」がわかるのだなと感じました。定点的な位置情報が「どこに向かっている」という移動も可視化するため、待ち合わせにも適していると。

また、Zenlyを「位置情報SNS」として考えると、流れ的にはどんどん「投稿ハードル」が下がり続けて、何か投稿しなくても友達に「いま」が伝えられる、「垂れ流し型SNS」に行き着いたと考えてもいいかもしれません。

常にオンライン状態で、「いまここにいる(≒いまなにしてる)」をさらけ出すことで、それがきっかけでコミュニケーションが生まれたり、親友の存在感をなんとなく感じられる「ゆるいSNS」として機能すると。

もちろん、Zenlyはまだ大きく普及していませんし、位置情報を抵抗なくさらけ出すのは「大学生まで説」もあるのではと感じます。普及してもインスタに「Zenly的な機能」が即実装されて殺される未来もあるかもしれない。

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