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ブロックチェーンは次世代サプライチェーンの呼び水になるか?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。

コラボゲートでは毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。Web以外でもリアルのイベントでブロックチェーンの世界の流れを紹介しているので、こちらも是非ご参加ください。

今回はフードトレイサビリティでのブロックチェーン活用に関して紹介します。

World Wildlife Fund-Australia (WWF-Australia) はフードトラッキングのシステムでブロックチェーン技術を活用すると発表しました。OpenSCというプラットームを活用し、BCG Digital Ventures (BCGDV)と共同で展開を目指しています。

プラットフォーム上で登録した事業者の商品情報をQR codeを通じてブロックチェーンデータベース上に書き込み、原産地を的確に伝える目的で利用します。 

MarketsandMarketsのデータから食品トレーサビリティソリューションのマーケットは年々拡大してきており2019年には140億ドルに到達する見込みです。特にアジア地域での伸びが顕著で食品によって引き起こされる感染症などがきっかけとなって消費者側の関心が徐々に高まってきていることもマーケット全体の拡大に大きく影響してきています。消費者中心のマーケットに変化していくにつれて、透明性やサプライチェーンでの食品流通の形も変化していくだろうと考えられます。

サラダチェーンのSweetgreenも透明性をブロックチェーン技術で確保することによって得られるメリットに期待しています。食品衛生の問題により食中毒などが発生した場合への対応は非常に重要です。

Sweetgreenのケースでは食品をトレースすることができれば原材料の適正化に繋がり、消費者に合わせた適切な情報提供を行うことができるようになると期待しています。

食品衛生を考える際に国としても制度を定めていくことは非常に重要です。発生する可能性がある異物混入などを未然に予防する上でも、サプライチェーン全体の情報の透明化は重要なポイントになります。

加えて大麻などが医療用として合法に取り扱いが始まった際にどのような基準で輸出入を取り締まるのかなどの議論が今後展開されるのではないかと考えられます。

サプライチェーンネットワークは現在不透明な部分も多いため今後の改善が期待されています。

本日のトピックは以上で終了です!

ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!