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ブロックチェーンインダストリーレポート 10月21日付

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回はモビリティサービスとブロックチェーンでいくつか紹介したいと思います。

ベルギーで行われている子供向けのプロジェクトで、タグを活用することで子供の通学状況を把握するというものです。このプロジェクトに登録された場合はREIDタグ、もしくはバッジが提供され、センサーが現在状況を確認しデータとして記録します。データの処理はブロックチェーン技術で行い管理者に対してプライバシーを守った状態でデータを提供することができるようになります。

これは将来的に新しい交通のシステムへの活用が模索されていて、CO2削減などの分野でもデータ比較することによって応用が期待されています。

ブロックチェーンとエコというキーワードは世界中でもいくつか取り組みが行われており、注目が高まってきています。

それぞれの国で化石燃料を削減し、再生可能エネルギーへの代替なども模索されています。上手く行こうさせるためには、ブロックチェーンのようなデータを安全な状態で処理できる技術に対して期待が集まっており、今後の発展にも注目です。

次のトピックはブロックチェーンを活用したモビリティシステムの新しい形の話です。

ブログのライターであるArwen Smitさんによると、今後未来型の都市構想ではPeer-to-Peerが重要になり、その上で新しい繋がる未来がやってくると書いています。

未来のモビリティのエコシステムとして、データIDのマネジメントを起点として、人から車、車から車、そして車からさらに別に機械へと各々がIDをベースとして繋がっていく社会が期待されています。このコンセプトは私たちが数十年前に経験したものとは全く別の発想で、まさに映画のストーリーに出てくるような未来です。

今まで行われていたOEM(original equipment manufacturer)のような活動は、新しいガバナンスの形に移行することが予測され、最終的にそのシステムで生まれてきた製品は今までの過程とは別のプロセスで誕生するようになります。これは垂直統合型とは全く別のモデルで、フォルクスワーゲンでは実際に300人のスタッフがブランドを越えて様々なプロジェクトに関わり、情報や知識、経験をシェアし合うことで全く新しい製品開発などに取り組んでいます。

IDをベースとした社会では、製造工程にも新しい波が来ることは大いに予測されます。

最後に記事でも紹介されているMOBI (Mobility Open Blockchain Initiative)という取り組みに関して紹介します。

MOBIはブロックチェーン技術をモビリティ分野で活用しイノベーションを作り上げていく事を目的としたコンソーシアムです。NPOとして活動し、国を越えたイノベーションの形を目指しています。最近では、3年間のMOBI Grand Challengeという輸送分野でのアイデアを募る活動も行なっています。

今回の活動がTrusted IoT Allianceと連携し、IoTを活用したモビリティの将来に関して、様々なアイデアを複数のバックグラウンドを持つ人たちを参加者として考え、新しい社会の創造に貢献する事を考えています。

ブロックチェーンとモビリティという視点では、何か単一の企業に対して提供する価値というよりも、世界共通の幅広い連携によって新しい価値が生まれ、こういったコンソーシアム型のモデルはアイデアを生み出す上で非常に需要な役割を今後も占めていく事になるだろうと思います。

本日のトピックは以上で終了です!

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