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子供は10ヶ月の時に網膜芽細胞腫(小児がん)治療のため片目の眼球摘出。以来義眼っ子にな…

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子供は10ヶ月の時に網膜芽細胞腫(小児がん)治療のため片目の眼球摘出。以来義眼っ子になった子供との生活と私達のなんでもない日常。小児の義眼の会「まもりがめの会」の立ち上げメンバー。

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義眼っ子の生活

私の子供は生後10ヶ月の時に「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」という小児がんが見つかりました。 未発達の網膜にできる癌。 目に癌ができるってどれくらいの人が知っているでしょうか?しかもこれは小児がん、つまり子供特有の大人は発症しないものです。 1/15000 。網膜芽細胞腫は稀少がんと言われる治療法が確立していない部類のため、「温存治療」か、「眼球摘出」というハードな治療選択しかありませんでした。眼球摘出が治療?と思われるかもしれないけれど癌の転移を避けるための

    • 義眼のはなし① かたち

      義眼で一番誤解があるのはその「形」。 多分小説、映画などの創作物の影響だと思うのですが、大体 「球形」 と思われています。私自身も子供が使うことになるまでそんな風に思っていました。 まず眼球摘出したからといって穴がぽっかり空く訳でもなく、隙間が若干あるくらい。 なので義眼って実際は薄く(厚みがあってもサザエの蓋くらい)なもので、すすっと入れるだけ。固定も何もしません。入れ方もケアの仕方も慣れるとコンタクトレンズと変わらない気軽さです。 義眼はほとんどがオーダー

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