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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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2018年1月の記事一覧

歳を取っても人間性は変わらない『ピンカートンに会いに行く』

これは笑うしかない(笑)
主人公は10代の頃にアイドルをやっていたものの、
メンバーの不仲により解散。
20年後、ひとりの元ファンの音楽会社社員を発起人として、
再結成ライブに向けて奔走する話である(笑)
自分は当然芸能生活なんてしたことないけれど、
彼女らの生き様にはいろいろ、共感できるところがある映画だった。

20年も経つと、仕事やら家庭やらで、
生活環境はみんなバラバラになるんだけど、

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俺にもそのモフモフよこせと言いたい『パディントン2』

最っ高の映画だった!!
こんなモフモフした映画なんて子供向けかと思って油断してたけど、
前作がすごく面白かったから、今回も期待して行ったら、
期待以上の内容だった。

まず、なんと言ってもテンポのよさがすごく心地いい。
次から次へと何かが起こり、退屈する間もなく、常に楽しんでいられる。
この感覚、ある映画でもいつも感じる心地よさなのだけど、
それがディズニー映画なんだよね。
あれもアニメやCGモノ

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ただただ高橋一生が可愛そうな『嘘を愛する女』

予告を見るとね、いきなり刑事が来て、
「夫は住所以外すべてが嘘だった」なんて言われてね、
これはとんでもないサスペンスが来たぞ、と。
そう思った。

そして実際に映画を観ると、、、「まあ、そうだよね」と。

こういうネタバレしたらすべてが終わってしまう映画って、
予告はすごく面白そうに見えて、
本編も途中までは自分の中でいろいろ推理したりして楽しいのだけど、
オチを知ってしまうと、それまでの重さと

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尋常ならざる努力を見せつけられた『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』

人生初かもわからないけれど、めずらしくドイツ映画でした。
いやー、とんでもない実話で面白かった。

先天性の目の疾患で、視力の95%を失った主人公が、
目が見えないことを隠して五ツ星ホテルで働く話。

5%だけしか見えない世界っていうのがどんなものなのか、
自分には経験がないのでわからないのだけれど、
映画の中での再現を見る限り、本当に何も見えない。
完全な失明ではないから、もちろん真っ暗ではない

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フルマラソンを早送りして観ているような気がする『ジオストーム』

予告を見た人ならおわかりだと思うが、銀座が壊滅である。
こう、岩みたいな雹が降り注いでね。
こんなん降ってきたら、とりあえず死んでおこうと思う。
うん、それしかやることがない。

というわけで、割と久しぶりな気もする自然災害大パニック映画である。
東京だけでなく、香港は地下から火が吹き上げ、
リオ・デ・ジャネイロは寒さで凍りつき、
モスクワは暑さで雪が溶けている。
世界的に有名な都市がグチャミソに

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涙ちょちょ切れる『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』

僕は『マジンガーZ』を知らない。
そもそも世代じゃないからテレビアニメも見ていないし、
ゲームは好きだけど、『スパロボ』シリーズもやってないから、
まるで接点がなかったのだ。

ただ、よくテレビでやってる「懐かしのアニメ特集」では目にしていたので、
名前と姿形と主題歌ぐらいしかわからず、
「おっさんたちが小さい頃熱狂したロボットアニメでしょ」
ぐらいの知識しか持ち合わせていなかった。

それが幸か

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意外と真面目なことを考えさせられる『伊藤くん A to E』

モンスター級の痛男、伊藤くんと出会ったことで、
女性たちの運命が変わる!
まさに予告通りの内容ではあったのだけれど、
観終わったあと、人生についてちょっと考えてしまった。

そもそも、伊藤くんの生き様にもきちんと理由があるのだ。
それを聞いたとき、これは単なる痛男の伊藤劇場ではなく、
矢崎女史との生き様のぶつかり合いだと感じた。

これから観る人は、
自分が「人生をどう生きたいか」ということを考え

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もはやスパイ映画ではない『キングスマン:ゴールデン・サークル』

2018年のトップを飾るにふさわしい映画!!
開始後1分からたまんなかった!!

もはや彼らはスパイじゃない。。。
コソついて諜報活動などほぼしてないし。。。
どちらかといえば特殊部隊である(笑)

ダイナミックアクションに、笑いあり涙ありの展開で、
個人的には今年のトップ層に食い込む勢い(笑)
ただ、前作の方が予備知識ゼロというか、
『007』のようなスパイ映画を想像していたら、
あのダイナミッ

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