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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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#映画鑑賞

思ったより宇宙感が弱かった『アド・アストラ』

2019年公開映画146本中74位。

いやー、なんと言うか。
「あ、そう来るかー」と。

だいぶ想像と違った。
よくも、、、いや、これは悪い方に期待を裏切られたかな(笑)

まあ、そもそも"期待"なんて信頼関係が前提にあっての話で、
特に信頼もクソもない初見の作品に対して、
こっちの勝手な想いをぶつけてることがおこがましいとは思うけど。。。
「そんなの知らんし」って話だし。

ゆーても、ブラピだ

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キアヌもっと仕事を選んで!と思った『ブルー・ダイヤモンド』

2019年公開映画134本中115位。

いやー、これははひどいwww
「キアヌ・リーヴス、マジで仕事選ばなさすぎだろ」
と思った映画(笑)
(いや、だからこそ好感も持てるのだけど)

そりゃね、公園のベンチで一人サンドイッチを頬張るぐらい
ハリウッド・スターらしからぬ人だからね、
オファーがあれば基本何でも引き受けるのかもしれない(笑)

さて、話としては、宝石商であるキアヌ・リーヴスが、
ブル

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現代ドラマにもなり得そうな『引っ越し大名!』

2019年公開映画133本中112位。

「引っ越し大名」と呼ばれた実在する大名の松平直矩
をモチーフにした映画。
(ちなみに、原作の小説は読んでません)

この大名、史実では生涯に7回も国替えをさせられたので、
そのあだ名がついたらしいけど、、、
今で言う「転勤」ってレベルじゃないんだよな。。。
藩をまるっと移動するから、
家来とその家族もみんないっしょに移動。
当然、車も電車も飛行機もないから

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年齢を重ねても輝ける秘訣がわかる『おしえて!ドクター・ルース』

2019年公開映画132本中40位。

セックストーク全開かつ、
女性が年齢を重ねても輝き続けられる秘訣がわかる、
そんな映画でした。
すべての女性に見てもらいたいし、
男性にもオススメできるし、夫婦で見に行くのもいいと思います。

90歳の現役セックス・セラピストのおばあちゃん、
ルース・ウェストハイマーのドキュメンタリー。
(死んだ祖母と同い年ですw)

このおばあちゃん、キュートなキャラの裏

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ラストがタランティーノらしい『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

2019年公開映画131本中50位。

ラストが衝撃的な映画でした。
キャリアにつまづいた俳優役のレオナルド・ディカプリオと、
そのスタントマン兼付き人であるブラッド・ピットのお話なんだけど、
世間では、彼らの共演ばかりに目が行って、
中身があんまり知られていない気がするんだよなあ。

これ、実話ベースの話なんです。

『戦場のピアニスト』や『オリバー・ツイスト』で有名な
ロマン・ポランスキー監督

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けっこう『シザーハンズ』な『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』

2019年公開映画130本中32位。

まさに完結編でした。
いろんな人の、いろんなラブが、ちゃんと締めくくられててよかった。。。

とにかく濃い2時間!
田中圭を中心とした相変わらずのドタバタ劇で、ずっと笑いっぱなし。
特に、サウナでのバトルロワイヤルが一番面白い。
あんなカオスな状態なのに、ただやかましいだけでなく、
きちんと笑いに繋げられるのはすごいなと思った。

ファンは絶対に見た方がいい

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全然伝わってこなかった『世界の涯ての鼓動』

2019年公開映画129本中111位。

予告では良作な感じがしたのだけれど、、、
実際は、、、伝わってこねぇなぁと。

MI-6の諜報員であるジェームズ・マカヴォイと、
海洋生物学者のアリシア・ヴィキャンデルっていうね、
まあ、X-MENとララ・クロフトなんだけど、
普段会わなそうな二人が、
フランスのノルマンディーにある海辺の素敵なホテルで出会い、
速攻恋に落ちるって話。

まあ、ここまではよ

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主人公の存在自体がカオスだった『ロケットマン』

2019年公開映画128本中49位。

「史上最も売れたアーティスト」ランキングで、
5位の記録を持つエルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画。
(ちなみに、1位はビートルズ)

僕は、普段洋楽をまったく聴かないので、
エルトン・ジョンと言えば、"眼鏡をいっぱい持ってるおじさん"
ぐらいのイメージしかなかった。

しかし、この映画を見て思ったのは、
存在自体がカオスだったということ。

彼は

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夢に向かう大切さよりも母娘の愛を痛感する感動巨編『シークレット・スーパースター』

2019年公開映画127本中8位。

マジかよ、、、なんだよ、この最高すぎるインド映画は。。。
号泣じゃねぇかよ。。。・゜・(ノД`)・゜・。

歌の才能がある少女インシアが、
自分の動画をYouTubeにアップしたら、
落ち目のプロデューサーの目に留まり、
一気にスターダムにのし上がっていくという話なんだけど、
これ、単に夢を叶えるっていうだけじゃないんだよね。
むしろ、母と娘の親子愛を描いたヒ

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誇りと魂を賭けて負け戦に挑む姿がかっこいい『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』

2019年公開映画126本中48位。

史実に基づくインドの戦争アクション映画。
今から122年前、
インド近代史に残る伝説の激闘“サラガリの戦い”を描いた作品。

設定がもうびっくりで。
だって、こんな戦いする?!って驚愕の戦闘なんだもん。
味方21人に対し、敵が10,000人。
サイヤ人とかスーパーヒーローはもちろんのこと、
敵より優れた兵器があるわけでもないのに、
真っ向勝負するからね。

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ホラーじゃんって思った『命みじかし、恋せよ乙女』

2019年公開映画125本中121位。

樹木希林の遺作。
3割ぐらいホラーでした。
(怖くはないけど)

ドイツ人のアル中の男性カールが、
彼の父親と生前交流があったという日本人女性ユウと出会うも、
彼女には悲しい秘密があり、、、という話。

オープニングとエンディングでは、
日本画の妖怪がたくさん出てきて、
「一部の外人が好きそうな日本映画」という感じ。
忍者とかヤクザとか、その手の流れ。

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ザ・アメリカ的な若気の至り感ある『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』

2019年公開映画124本中48位。

ざっくり言ってしまえば、ヤクの売人映画かな。
そこに青春感が漂っているっていう感じ。

父親を亡くした主人公が、
夏休みの間だけ叔母の家に行くことになるんだけど、
そこで知り合った町の不良とマリファナを売り出し、
次第に規模を広げていくうちに、仕入先と揉めるというお話。

マリファナに、ハイになった連中に、
セクシーパツキンギャルとのロマンスにと、
アメリカ

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『コンフィデンスマンJP』っぽかった『イソップの思うツボ』

2019年公開映画123本中96位。

あの『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督を含めた、
3人の監督がいるという珍しい作品。

大別すると、『カメ止め』系の映画ではあるんだけど、
予告ですでに「騙されるな!」と言っていたので、
ある程度覚悟を持って見に行ったせいか、
インパクトは『カメ止め』ほどではなかったかな。。。

要は復讐劇ではあるんだけど、
騙し、裏切りを経て、真実にたどり着くという流

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"ミュージカル"感はない『ダンスウィズミー』

2019年公開映画122本中76位。

正直、絶妙に微妙な映画でした。
いや、期待値が高かったのかな。
「邦画ってミュージカルないよなー」と思っていた矢先に出た作品で、
あの矢口史靖監督だから、けっこう期待できるなって思ってたんだけど、
ちょっとコレジャナイ感。

『グレイテスト・ショーマン』やディズニー作品
を期待して行ってはダメです(笑)

主人公の三吉彩花が、催眠術により、
音楽を聴くと歌っ

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