実写の再現度がとんでもなかった『ダンボ』

2019年公開映画47本中10位。

いやいや、こんな再現度高い映画あるかよって。
3日前に何十年かぶりに1941年のオリジナル版見たんだけど、
今回マジでそのまんま実写にできてるの!!

それで言うと、1941年の方もすごいんだけどさ。
CGもない時代に手描きだけで、
あの柔らかい動き出せてるんだから。
象のブヨンブヨン感、よく表現できるなって思った。

で、それを踏まえた上で、
今回の実写も相当にやべえんだわ。
象の肌の質感の再現度はもちろんのこと、
アニメっぽい動きは残しつつ、
自然と実物に見えるように作られていて、
クオリティがハンパない!
あれ全部CGだよね。。。
なんであそこまでできるのって。。。
日本の漫画実写とは訳が違いすぎる。

まあ予算がそもそも違うけどね。
とはいえ、仮に同じ予算をかけたとしても、
クオリティが同じになるかは謎ではあるけども。。。

話もきちんと原作に忠実に作られている。
ただ、アニメ版は動物のみで話が進んでいて、
ダンボが空を飛んでおしまいだったのに対し、
実写版は人間との触れ合いが多く、
さらにアニメ版のラストがちょうど半分ぐらいで、
その後に新たな展開が入ってるから、そこが大きな違いかな。

しかもその新しい展開の中に、
アニメ版にあったシーンをうまく溶け込ませていたから、
アニメ版が好きだった人も充分に楽しめると思う。

話の流れとしては、ディズニーらしい展開で、
そんなに目新しさがあるわけじゃないけど、
ダンボのかわいさと映像のヤバさで、
総じて個人的には良作だと思いました。

アニメにしろCGにしろ、動物を描かせたら間違いない!
これなら『アラジン』も『ライオン・キング』も安心できる。

ちなみに、東京ディズニーランドでよく耳にする曲が使われてて、
「これ『ダンボ』の曲だったのか!!」という発見があったのがうれしい。

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