人の内面が爆発したような『生きてるだけで、愛。』

もうね、いろいろ出ちゃってたね、この映画。

中身はけっこう衝撃的でした。
ニートで躁鬱病に悩まされている趣里の、
菅田将暉との共同生活や社会復帰などを映画板作品だけど、
その趣里の体当たりな演技がすごい。

まず朝起きれない。
起きれないから、バイトの面接もすっぽかすし、
ようやく働けても遅刻の連続。
そして、精神が不安定で突発的に怒る。
あとはすっぽんぽんで夜のビルの屋上に佇む。
(おっぱいまで丸見えでした)

そんな彼女に対して、
ゴシップ雑誌の編集をやっている菅田将暉は、
忙しさのあまり彼女の相手ができず、会話もままならない。
そういうのに嫌気が差して、また趣里の機嫌が悪くなる。

趣里はね、コミュニケーション取るのにいっぱい体力使うから、
それと同じぐらい体力使って自分と話して欲しいっていう希望があるんだ。
その共同生活、普通に考えたらかなり大変そうだけど、
菅田将暉はすべてではないにしろ、趣里に共鳴する部分があって、
だから付き合っているんだけど、
その一瞬でもわかり合えるところがあるからこそ、
趣里はまた明日も生きていけるし、
それこそが「生きてるだけで、愛」なんだなと思う。

ちなみに、その趣里に勝るとも劣らないほどやべぇやつなのが、
菅田将暉の元カノ役の仲里依紗。
2人を別れさせるために、趣里に家を出て行けと。
そのために働いて稼げと。
半ば強引に常連であるカフェバーを紹介。
それが趣里の自立支援にも繋がるんだけど、
それを知っててやってるのかどうかは不明(笑)

いずれにせよ、自分のしたことで、
より菅田将暉と趣里の仲は深まるのでした(笑)

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