2人のハゲが織り成す超ストライキングな『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

2019年公開映画118本中19位。

ひぃえええええ。。。
『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ作品なんだけど、
相変わらずヤッバいですわ。。。
まさに、パワーハゲとスピードハゲによる
超ド派手ストライキングムービーでした。

ざっくりストーリーとしては、
本編の『7』で敵対していた
ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と
デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が、
ガッツリ手を組んで、
特別なウィルスで人類を滅ぼそうとしている敵と
ドンパチやり合うっていう話。

一応、この2人は『8』でも一時的に共闘はしているんだけど、
今回はさらに強固に無図ばれてます。
(『8』は邦題で『SKYMISSION』だけど、長いので『8』でw)

本作は、スピンオフということもあってか、
過去作と比べると、いわゆる「普通のレース」的なものはなく、
肉弾戦や銃撃戦に寄った作り。
そういう意味では、いつもの「ワイスピ」感はちょっと薄いかも。

シリーズを見ている人からしたら、
『8』でもあった構図だからおなじみかもしれないけど、
かつて敵対していた2人が手を組むという
“週刊少年ジャンプ”っぽい流れは個人的に好きだし、
パワータイプのホブスとスピードタイプのショウで、
戦い方が異なる2人の共闘は単純にかっこいいなー!
あんなカッコいいハゲいるか?
普通いないっての!!(笑)

特に、ドウェイン・ジョンソンのパワー押しがすごいんだけど、
とにかく筋肉というか、腕の太さがハンパないって!
丸太だよ、あれ。
ここ彼岸島かな?って思ったもん。
しかも、彼は身長196cmに体重も3桁はあるだろうから、
多分、実際に見たら、もはや進撃の巨人感あるんだろうな。。。
そんないかつさとは裏腹に、笑顔がとってもチャーミングで好き。

んでもって、この2人おっかしくてさ、
アラフィフのハゲたコワモテのおっさんたちなのに、
暇さえあればお互い罵り合うところが中学生男子のやり取りみたいで、
そのギャップがマジで笑えるんだよね。
「お前のいやらしく“ハリー・ポッター”って言いそうな声が嫌い」とか、
「おまえのデカイ顔を見ると吐き気しかしねぇ」とか。
洋画はけっこう相手をディスって笑いを取るところがあるけど、
まさにそれだね。
日本人がやるとただの悪口にしか聞こえなそうだけど、
英語だと普通に皮肉というかブラックジョークに聞こえる。

でも、何と言っても一番の見どころは、やっぱりカーアクションだよ!!
これまでのように追い付け追い越せみたいな感じではないけれど、
今回もしっかりありますよ、カーバトル。

車なのに飛ぶし跳ねるしで、あまりにも激しすぎて目が点になる。
何なんあれ?って。
車ってそんな跳ぶ?って。
テニプリ並みに物理法則無視の車さばきに身も心も全部持ってかれました。

もうね、本当に邦画では5億%お目にかかれない(笑)
そりゃ、エンドクレジットでスタントマンの項目に
200人近く名前を連ねるわけだ。
規模が違いすぎる。

人よりはたくさん映画を見ている方だけど、
カーアクションをここまでド派手に中二感出して描ける映画、
他にないよ。
今日は時間の関係で通常版でしか見れなかったけど、
これはIMAX3Dか4DXで見ないとダメ。
そのための映画です。

ちなみに、実はこのシリーズを映画館で見たのは、
これが初めてなんだよね。
僕はもともと車に興味がないので、
このシリーズはずっとスルーしてたんだけど、
さすがにここまで続くなら見ようかと思い、
この1週間で全作品網羅しました。

今日のこの映画をより楽しむためには、
出てくるキャラクターを理解しておくためにも、
最低でも『4』からは見ておいた方がいいと思うんだけど、
その『4』からがね、すっごく面白くなるんだよ。

『1』〜『3』はレース色が強くて、
正直、車に興味ないとそんなにハマらないかなーって感じなんだけど、
『4』以降はレースに加えて、
『オーシャンズ』シリーズや『ミッション:インポッシブル』シリーズ、
さらには『ターミネーター』シリーズの要素も入ってきて、
ド派手さ全開みたいな演出になるので、車好きじゃなくとも興奮する!!

そのDNAは今作もしっかり受け継いでいるので、
夏にスカッとしたいときはオススメです。

ちなみに、終わり方がMCUみたいで、次も期待できる!
(本編はあと2作製作するらしい)

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