本当にファンを大切にするなと思った『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

2019年公開映画100本中5位。

世界最速で見てきました。
記念すべき100本目をスパイディにすべく、
年始から綿密な鑑賞計画を、、、
立てるわけもなく、好きなものを好きなように見て、
たまたま100本目にこれが当たるという奇跡。

マーベル・シネマティック・ユニバース第23作品目。
そして、フェイズ3のラスト。

やられたよ、あの展開。
いやね、ウィキペディアをチラッと見て、
なんとなくの知識は仕入れていたんだけど、
どうも予告と合わないなと思ってて、
それが、、、まさか、、、ね。。。

牧歌的な青春ストーリーで、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た後だと、
まさにデザートみたいな感じ。
変に壮大にもド派手にもせず、
スパイダーマンの世界観を崩さない姿勢が好感持てた。

「これ、あのときのあの人か!」という発見や、
スパイダーマン自身の他キャラクターへのオマージュの入った言動など、
MCUを全部見てるとわかる
「あ!」っていう要素もしっかりあって、
本当にファンが喜ぶことしてくれる心遣いが気持ちいいし、
作品全体に“親愛なる隣人”という
スパイダーマンのスタンスが込められている気がして心温まるわ。

トニー・スターク亡き後の世界において、
遊び盛りのピーター・パーカーが、
「やりたいこと」と「やらなくちゃいけないこと」
の間で葛藤しながら成長していく姿は、
邦画のどの青春映画よりも青春だった。

そんな姿を見て、彼をとても応援したくなるのは、
「世界の孫」の異名を持つトム・ホランドだからこそなせる技。

いい締めくくりでした。
フェイズ3の。

そして、これは、、、続くね。。。
ただ、次に何が来るのかまったく見当がつかないけど(笑)

MCUはもう正のスパイラルに入ったと思ってる。
作品単体の面白さももちろんのこと、
その作品がユニバース全体の中で
どういう位置付けになるかを考えるだけで楽しい。
これが、ただのシリーズ続編だと、縦にしか繋がらないけど、
ユニバースという形によって横の繋がりも生まれ、
影響する他の作品もさらに楽しめるという相互作用が発生する。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が素晴らしい終わり方をしたからこそ、
その熱量はさらに加速していくと思うんだ。

だからこその今日の映画館の混みようは納得。
0時開始であんなに混んだ館内は初めてかもしれない。

でも、トニー・スタークのいない世界はやっぱり寂しい。
死んだばーちゃんのいない世界が寂しいのと同じぐらい寂しいよ。

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