よくも悪くもドラマのまんまな『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』

2019年公開映画67本中51位。

よくここまで騙し騙されの話にできるなと脚本には感心する。
が、しかしだ。
ドラマは全部見てたけど、
個人的にはそこまでハマらずだったので、
映画になってもやっぱりハマらなかった。

「結局、最初から騙してるんでしょ?」
と思ってしまうと、あんまりのめり込めない。
どこでどう騙したのかっていうのも、
すごく秀逸なトリックがあるというよりも、
物語の冒頭から用意周到に根回ししていた、
という形が多いので、驚きもそんなになかったし、
ただ、長澤まさみの顔芸を見ているだけ、みたいな印象だった。

それが、今回映画になると、
やや色恋っぽさを差し込んできたのだけれど、
ここに来てそれやる~?っていう印象で、
なんだかなあというのが個人的な感想。
5月18日に放送されたスペシャルドラマの方が面白かったな。

でもやっぱり長澤まさみはかわいいし、
彼女のぶっ飛んだキャラも健在で、
よくも悪くもドラマのまんまだったから、
ドラマ版が好きならいいかもね。
物語の冒頭で、ドラマに出ていたゲストたちもチラホラ映っているので、
ドラマを見た人ならさらに楽しめるといった感じ。

観客自体は、割と若い人が多かったけど、
若者には人気なのだろうか。

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