世の中のヤクザがみんなこうならいいと思った『任俠学園』

2019年公開映画154本中61位。

弱小ヤクザが経営不振に陥った高校の立て直しを図る映画だけど、
そうは言ってもビジネス的な話は一切なく、
ヤクザたちが理事として高校に赴き、
問題児たちと交流していくコメディです。

理事だけど、ポジションとしてはほぼ教師と変わらないし、
きっちり筋を通す極道の生き方で、
生徒たちを正しい道へ導く流れは、
昔見た『GTO』っぽい。
なので、あれが好きな人なら楽しめるかと。

一般的には怖いイメージのヤクザだけれど、
この作品に出てくるのは"社会貢献型ヤクザ"なので、
地域の人の役に立とうと動いているのがポイント。

そのギャップが笑えるんだけど、
本当に「世の中のヤクザみんなこうならいいのに」
っていうぐらい阿岐本組の面々がキュート(笑)

しかし、、、西田敏行だけは迫力が違う。。。
もちろんかわいらしいところもあるんだけど、
締めるときのドスの効いた演技は、
まさに『アウトレイジ』でした。。。

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