科学的なところがまったく腑に落ちない『レプリカズ』

2019年公開映画66本中52位。

いやー、これは正直微妙すぎた。
絶妙なぐらいに微妙。

ロボットに人の意識を転移させる研究をしているキアヌ・リーブスが、
事故で家族を亡くし、自らの研究を応用して、
遺体から意識や記憶を抜き出し、
クローンにコピーして蘇らせる話なんだけど、、、
科学的に納得のいかないことが多すぎたんだよね(笑)

普段はそんなことあんまり気にしないんだけど、
今回は、なぜかすごく腑に落ちなくて。
そもそも意識や記憶って抜き出せるのかって。
目に針を刺すだけで抽出できるのかって。

その情報をコピーするときは、
特殊なゴーグルをつけて、脳の情報を可視化させて、
バーチャル上でカチャカチャいじるんだけど、
その姿はまさにトニー・スタークそのもの。
ジャーヴィスにやらせなよって思っちゃった(笑)

極めつけは、研究に使ってるロボットのCGが
20年前かってぐらいのクオリティ。。。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を5回見た身としては、
なかなか見るに堪えなかった。。。

クローンやロボットあるあるの話かもしれないけど、
本人と同じ肉体があり、そこに本人の意識を植え付けたら、
果たしてそれは人間なのか、そもそも人間とは何か、
みたいなことは映画を見ていて感じたよ?
でも映画の中では、そこに関する議論や葛藤はまったくなくて、
ただ蘇らせて、悪いやつらに追われてってだけだから、
かなり物足りない内容だった。
今、この時代にそれだけ?って。

そりゃ、死んだばーちゃんにもこういうことして、
蘇らせることができたらいいなとは思うけど、、、
せっかくキアヌ・リーブス使って映画にするなら、
もっと感動的か、アクションがすごく派手か、
そのどっちかは欲しかったな。

2015年に見た『チャッピー』って映画に似ているけど、
そっちの方が面白かった。

世代的に『スピード』や『マトリックス』のおかげで、
キアヌ・リーブスは大好きな俳優だし、
最近も実は25年前にサンドラ・ブロックと両想いだった
というロマンチックなニュースがあって
個人的にホクホクしてただけにちょっと残念でした(笑)

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