悲しみと若さに溢れた『小さな恋のうた』

2019年公開映画71本中29位。

思ったより悪くなかった。
いや、予告見た時点だと、
昔流行った歌に、若手の役者を当てがっただけだろ
って生意気なことを考えていたけれど、
悲しみと若さ溢れる展開と、
モンパチの歌が意外とマッチしててね、
うん、悪くなかった。

友情とちょっとした恋心はわかるけど、
沖縄という土地柄、米軍基地問題の話も入れてて、
ちょっと要素多いかなって思ったから、
個人的には、シンプルにラブストーリーに寄せていいんじゃないか
って思いました。

映画では、キャストの唄う『小さな恋のうた』と、
モンパチが唄う『小さな恋のうた』の両方が流れるけど、
やっぱり本家の方がいいな(笑)

最近は、邦画でもこういう昔流行った歌を題材にした映画を
ちょいちょい見るようになったけれど、
『ボヘミアン・ラプソディ』のように歌手本人の生き写しか、
『アリー/スター誕生』のように主人公に圧倒的歌唱力がないと、
特にファンとかはがっかりしちゃうんじゃないかって思うから、
そこで勝負しないのであれば、
単純に歌が話にマッチしているかどうかが、
面白いと思えるポイントなのかなーと。

そういう意味で言うと、この映画は、
上記2つの洋画と比べてしまうとアレなので、
あくまでも高校生の青春ストーリーとして見た方がよいかも。

今後、こういう映画増えていくだろうけど、
メンバーの大失恋から生まれたPRINCESS PRINCESSの『M』と、
亡くなった友人を歌ったSOPHIAの『黒いブーツ ~oh my friend~』
は、けっこういいんじゃないかって思ってる。

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