あの『アナ雪』の、、、続編じゃない『アナと世界の終わり』

2019年公開映画97本中39位。

これは設定勝ちすぎるな。。。
もうタイトルからしてね。
「あれ、あの『アナ雪』の、、、?」ってなるよね。
続編じゃあないんだよ、これが。

ゾンビ×ミュージカル。

まさかすぎるよね。
相反する2つを合わせちゃうなんて。

話としては、すごくオーソドックス。
ウィルスが蔓延して、みんながゾンビと化していく中、
主人公たちが戦いながらも逃げ惑うという流れ。

でもさ、歌うんだよ、ミュージカルだから。
荒廃した世紀末みたいな街で。
悲しみを、闘志を、愛を、歌にするんだ。
さすがに、ゾンビが歌うことはなかったけど(笑)

しかも、今回の役者誰も知らなかったんだけど、
みんな歌とダンスがうまいんだよな。
3月に見た『少年たち』とはレベルが違う。
海外の方がミュージカル文化が根付いているのかな。
デフォルトで歌とダンスがうまいイメージがある。

映画としても、ちょっと笑えるシーンがあったり、
ヒロインと父親のくだりが泣けたりと、
意外と笑いと涙のバランスもいいなって思った。
だけど、ゾンビを殺すシーンがね、
思った以上にグチャグチャしてて(笑)
ここだけB級スプラッター感があって、
ちょっと笑っちゃった。
「雑ww」って。

でも、このミュージカルを見て、
やっぱりディズニーってすごいなって思った。
ディズニーもアニメやCGは必ずミュージカル調だけど、
ここぞというときに歌うから、歌の意義が大きいよね。
今回の映画は、けっこう何でもすぐ歌うから、
「ここ、歌う必要あるかな?」って思ったのも事実。

あと、ディズニーはメロディーがわかりやすい。
1回聴いただけで、何となく覚えてしまう。
この映画の歌はかっこよかったけど、いまいち覚えづらい印象だった。

まあ、いろいろ書いたけど、設定自体はマジでシュール。
ダークなゾンビと、陽気なミュージカル、
対極を成す2つが合わさった映画は、ぜひ一度見て欲しいです。

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