『コンフィデンスマンJP』っぽかった『イソップの思うツボ』

2019年公開映画123本中96位。

あの『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督を含めた、
3人の監督がいるという珍しい作品。

大別すると、『カメ止め』系の映画ではあるんだけど、
予告ですでに「騙されるな!」と言っていたので、
ある程度覚悟を持って見に行ったせいか、
インパクトは『カメ止め』ほどではなかったかな。。。

要は復讐劇ではあるんだけど、
騙し、裏切りを経て、真実にたどり着くという流れなので、
『コンフィデンスマンJP』っぽい感じがする。
だから、そういうのが好きな人にはいいかも。

実際、「誰が、いつ、どうしたか」
っていうのを観察しながら見るのは楽しかったし、
真実を知って、「なるほど!そういうことか!」
っていう驚きもあったけれど、
『カメ止め』の監督だ~っていうフィルターが入ってたので、
ちょっと物足りなさもあった。

逆に、上田監督は、『カメ止め』のせいでハードルが上がり、
プレッシャー半端ない気もするけども(笑)

内容的にネタバレになってしまうので、多くは語れないけど、
練り込まれた復讐ストーリーと、
ひとつの家族が崩壊していく様子は面白かった。
でも、シリアスではない。
かといって、コメディでもないけど。
絶妙なところ。

園子温監督のグチャミソさと合わさったら、
もっと面白くなりそう。

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