いろんな映画や漫画の全部乗せ『プロメア』

2019年公開映画68本中6位。

これは想定外だった。。。
想定外に面白すぎた!!

どんな話なのか、まったく知らずに見に行ったんだけど、
言ってしまえばハッチャメチャな消防士の話(笑)

突如、発火能力に目覚めた人間たちがいて、
一部の過激なやつらが火事を起こす中、
火消しに走るチームがいて、
この二者の対立を基本に、
独特なデザインかつ顔も中身も濃いキャラたちが
縦横無尽にスクリーンを駆けまわるのだけど、
テンポがよすぎてずーっと微動だにせず見入ってしまう。

いやもう本当にね、
何が起こってるのかわからないぐらいハチャメチャなんだけど、
ジェットコースターに乗ってるような気分でさ、
すんごくワクワクさせるのがうまいんだ。

しかも、デザインが独特でね。
キャラもそうなんだけど、火とか煙などの特殊効果も、
他のアニメとは違う感じがしてめずらしいなって思うんだけど、
色が全体的に淡い色に統一されていて、すごく綺麗に感じた。
元のデザインが独特だから、あそこで色も濃いと
かなりお腹いっぱいになっちゃいそうなんだけど、
淡くしてるからバランスが取れてるんだ。
あのセンス素晴らしいなって。

でも今回一番気に入ったのは、
このアニメ、いろんな映画や漫画の要素が入りまくりなんだよね。

バトルはアベンジャーズやドラゴンボールみたいな派手さだし、
メカのスーツがパーツごとに飛んでくるのはアイアンマンだし、
特殊スーツはヴェノムやエヴァ、
火の龍は遊戯王、
ロボットバトルはトランスフォーマー、
主人公がキレると孫悟空、
敵は通常時がオールマイト、キレるとDIOやブロリー 。
どんな映画にもそういう要素はあるだろって思うけど、
動きや表情は割とまんまだったと思う。
そこらへん好きな人はハマるだろうなあ。

日本はアニメが本当に面白いと思う。
逆に、ハリウッドはこういうのをしっかり実写化してくるから、
それもそれですごいんだけど。

今回、声優もよかったんだよなぁ。
主人公を松山ケンイチ、その相棒を早乙女太一、
敵を堺雅人が演じてるんだけど、
みんな俳優が声優やるときのような違和感がなかったし、
特に堺雅人の声がすごくよかった。
中2感全開の話し方が最高。
ああいうサイコパスな役似合うね(笑)

展開が目まぐるしくて、
あっという間に2時間経っちゃうのでオススメ。

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