現代ドラマにもなり得そうな『引っ越し大名!』

2019年公開映画133本中112位。

「引っ越し大名」と呼ばれた実在する大名の松平直矩
をモチーフにした映画。
(ちなみに、原作の小説は読んでません)

この大名、史実では生涯に7回も国替えをさせられたので、
そのあだ名がついたらしいけど、、、
今で言う「転勤」ってレベルじゃないんだよな。。。
藩をまるっと移動するから、
家来とその家族もみんないっしょに移動。
当然、車も電車も飛行機もないから、当然徒歩でね。。。

そんなわけで、映画ではその引っ越しを取り仕切る役に、
現代でいうオタクでコミュ障な星野源が抜擢され、
体育会の高橋一生やシングルマザーの高畑充希らと協力して、
引っ越しを成功させようとするも、
道中裏切り者がいたりでてんやわんやする話。

舞台は江戸時代だけど、
上記のようにそのまま現代にも生かせそうなキャラばかりだったので、
時代劇感はあまり感じなかったなあ。

引っ越し費用の捻出のために、
断捨離をし、商人から金を借り、
ついにはリストラまで敢行する過程は、
脚本を書く上でものすごい下調べしたんだろうなと思うし、
むしろ現代でもやりそうなことばかりなので、
ある意味とても勉強になった。
そういうことしてたのか昔から、と。

笑えるシーンも多いし、
微妙にミュージカルっぽいシーンもあるので、
見やすい映画ではあると思うのだけど、
個人的にはそこまでハマらず。。。

僕は日本の歴史モノに興味がないせいか、
昔から時代劇が苦手で、舞台がそうなってるだけで、
ちょっと退屈しちゃうんだよね。。。(笑)
(タイムトリップとか、SF要素あると違うんだけど)

ただ、館内は満席だったし、笑ってる人も多かったので、
コメディとしては普通に面白いんだと思う。

でも、これよりは、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や、
『おしえて!ドクター・ルース』
を見た方がいいと思うwww

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