中2感ほとばしる『ちはやふる -結び-』

この映画、やっぱり好きです。
青春スポ根中2かるた映画。

シリーズ全部観たけれど、
恋愛色を出しつつも、そっちには振り切らず、
かるたで高みを目指すその姿勢は『刃牙』に通ずるものがあると思う(笑)

百人一首なんて中学のときに、
冬休みの宿題で5~10首ぐらい覚えてくる
っていうのがあった気がしたけれど、
俺とかるたのつながりなんてそんなもので、
特に思い入れのある競技ではないけれど、
映画やドラマとなると、競技モノは種目はなんであれ、
敵がいて、ライバルがいて、負けて、悔しくて、がんばって、
そして勝つ!
っていう流れができあがっていれば、大体面白い気がするけど(笑)

そう言うと、「別にこの映画じゃなくてもいいじゃん」
って言われそうだけれども、
やっぱり今旬の若手俳優を起用しているところや、
袴姿で戦う新鮮さってのは、この映画ならではだと思う。
また、基本は個人競技ではあるものの、
団体戦になるとチーム感も出てきて、ダブルで楽しみ方がある。
(ホント、映画やドラマだとチームっていいなと思えるんだけどな(笑))

あとはちょいちょい出てくる中2感がツボである。
今回出てきた賀来賢人のチート並みの強さや、
松岡茉優のクイーンという名称は、少年心をくすぐる。
特に松岡茉優は、あんなクールにて最強のポジションにいながら、
ゆるキャラに目がないというギャップもいい(笑)
たまに顔が松嶋菜々子に見えるけど(笑)

基本は真面目な内容だけれど、
上記のようにちょいちょい笑えるシーンもあって、
そのバランス感がこの映画を面白くしている要素のひとつでもある。

正直、『上の句』、『下の句』だけでもいいかなという気はするけれど、
(もともと三部作の予定ならともかく)
これはこれでテンポがよくて面白い!

青春っていいな(笑)
もう戻らない若き日々(笑)

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