櫻井翔の見せ場がまったくない『ラプラスの魔女』

原作は読んでないけど、ひどい映画だったな。。。
簡単に言ってしまえば、「メッチャ頭いい人の復讐劇」。

まず、メインビジュアルを飾る櫻井翔の、
まったくと言っていいほどなかった存在感。
いる?彼、いる?(笑)
もはや福士蒼汰と広瀬すずの“能力者”の前では
アッシーぐらいしかバリューの発揮しどころがなかった。

しかも、“能力者”といっても、
体がゴムのように伸びたり、指の間から金属の爪が出たりとか、
そんなことはまったくなくて、ただ「メッチャ頭いい」だけ(笑)

それによって、巧みな殺人トリックがあるわけでもなく、
その能力を駆使して戦うわけでもなく、
この映画の面白さがまったくわからなかった。。。
特に前半の退屈さヤバいね。

まあ、僕がこれは謎解き系の映画だなと思ったのが間違いだったか。
実際は、ヒューマン系のお話らしいが。。。
でも何も知らない人が予告見たら、普通に謎解きだと思うけどな。。。

じゃあ仮に、謎解きと思わずに、ヒューマンドラマとして見たとしよう。
それで面白いか?
答えは「否」である。

豊川悦司の理想の家族を追い求める狂気さは理解不能だし、
広瀬すずが過去に母親を亡くした事故があったからといって、
自ら手術を望むだろうか。。。
全体的に人物描写が浅く、感情移入ができない。
どう捉えてもよくわからない映画だったな、個人的には。

原作本見たけど、ものすごく分厚いのね。
あの量を2時間にするとなると、、、いろいろ無理がありそう。

これは連続ドラマとかの方がよかった気がする。

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