ザ・アメリカ的な若気の至り感ある『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』

2019年公開映画124本中48位。

ざっくり言ってしまえば、ヤクの売人映画かな。
そこに青春感が漂っているっていう感じ。

父親を亡くした主人公が、
夏休みの間だけ叔母の家に行くことになるんだけど、
そこで知り合った町の不良とマリファナを売り出し、
次第に規模を広げていくうちに、仕入先と揉めるというお話。

マリファナに、ハイになった連中に、
セクシーパツキンギャルとのロマンスにと、
アメリカのティーンによる若気の至り感があって、
ある意味ザ・アメリカ的な青春ムービーだと思った。

まあ、アメリカに住んだことないから、
こういうのが割とあるあるな話なのかどうなのかはわからんけど。
(売人はともかく、ハッパ吸うってのはありそうw

葛藤とか対立とか成長とか、そういうのはないんだけど、
とある町で起きたひと夏のちょっとした事件を、
隣人?の少年の目を通して淡々と語られている。

マリファナって時点で、もう日本じゃお目にかかれないし、
日本の高校生キラキラ青春純愛映画とは一線を画す。
こういうちょっと危険な感じがする話は、
日本だと『ホットギミック ガールミーツボーイ』
が近いのかなー。

今作で主人公を演じるのが、
将来有望な若手俳優ティモシー・シャラメ。
彼の演技が素晴らしいのだけど、
彼は4月にも『ビューティフル・ボーイ』という映画で、
ヤク中の主人公を演じているから、
かなりヤクなイメージがつく(笑)
(今回は売人ってだけで、中毒にはなってないけど)。

劇中映画に『ターミネーター2』を使用しているのも、
個人的には推しポイントです。

しかし、洋画でよく見かける
酒とハッパが入り混じるホームパーティーって、
ものすごくエロさやセクシーさが漂うよなあ。
日本では出せない雰囲気(笑)

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