涙ちょちょ切れる『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』

僕は『マジンガーZ』を知らない。
そもそも世代じゃないからテレビアニメも見ていないし、
ゲームは好きだけど、『スパロボ』シリーズもやってないから、
まるで接点がなかったのだ。

ただ、よくテレビでやってる「懐かしのアニメ特集」では目にしていたので、
名前と姿形と主題歌ぐらいしかわからず、
「おっさんたちが小さい頃熱狂したロボットアニメでしょ」
ぐらいの知識しか持ち合わせていなかった。

それが幸か不幸かはわからないけれど、、、
泣いたよね。
普通に涙出た。

すでに第一線から退いた身でありながら命がけで戦う兜甲児と、
その身を案じる弓さやかの、
意外にもちゃんとした男女仲の描写に感動し、
必殺技のオンパレードなド派手なバトルシーンに興奮した。
これが『マジンガーZ』なのか、と。
これが45年も前に作られていたのか、と。

そして、今回、個人的には絵も好きだったんだ。
いわゆる萌えキャラみたいな、幼い少女はちょっと苦手で、
頭身の高いリアルなキャラクターデザインを好むのだけど、
今回は、昔の顔が濃い目のキャラデザを、
今風に綺麗にした感じで僕の好みにピッタリだった。
特に目がだいぶ綺麗になっていて、
目頭のピンクの部分まで色付けされていたのが印象的。

しかも、たまたま見たのが舞台挨拶付きの会で、
森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹を生で見れた(笑)
森久保さん、いい声してるわあ。

観客も白髪混じりのおじさんが多かったけど、
彼らも幼い子供の頃にこのアニメに熱狂していたことを考えると、
時空と世代を超えて愛される作品は素晴らしいなと思う。

テレビアニメも見ていて、このシリーズのファンなら、
もっと感慨深い作品なんだろうな。

でも過去のシリーズを見ていなくても十分に楽しめる内容なので、
これは日本の誇るジャパニメーションとして是非押さえておきたい作品。

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