人生で一番泣いた『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』

2019年公開映画29本中2位!

これはね、、、アカンよ。。。
生涯見た推定1070本の映画の中で一番泣いたと思う。
もう顔面びちゃびちゃ。
これから見に行く人はマスクとハンカチ必須です。

内容は、母親を病気で亡くす過程を描いたもので、すごくシンプル。
ただ、そのシンプルさがゆえに、
日常にありえること過ぎて、とてもリアル。
何年か前にWebで漫画見たときも泣いたけど、
実写版の方がもっと泣いた。

開始10分で涙がポロポロ出てきて、
その後はシーンごとにドバドバ出た。
体中の水分が目から溢れ出てしまいました。

今回ものすごく泣いた理由は、
もちろん映画自体がよかったっていうのもあるんだけど、
自分の年齢もあるんじゃないかなーと思う。
この歳、、、34歳ぐらいになると
祖父母を失う年代でもあるから、
身近な人を亡くすことにすごく共感できてしまう。

自分でいうと、ちょうど3年前に
祖母を亡くしたときを思い出した。
安田顕の母親にまだ生きていて欲しい気持ちとか、
村上淳の何もできなかった後悔とか、
まんま自分が祖母に感じたことで、
ものすごくシンクロしてました。

そのときにいろいろ死について考えたし、
あと40年か50年して自分の母親にも訪れると考えると、
とてつもなく寂しくなる。

だから、遺骨を食べたい気持ちはすごくわかるんだよね。
僕はさすがに食べはしなかったけれど、
祖母の骨はお墓に入れるのとは別に、
手のひらサイズの壺買って棚に置いてました。

あと、やっといてよかったなと思ったのは、
祖母の最後の顔を写真に残しておいたこと。
焼いたら灰になっちゃうからね。
生前の写真はいくつもあるけど、
やっぱり人としての姿を保った最後の姿は
記録に残しておいた方がいいかな、と。
完全に生き残った人間の自己満だけど。

たまに泣きたいときってあるよね。
悲しい映画を見たいとか。
そういう意味でもまさにうってつけです。

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