倉庫に残された「やること」の再仕分け

一つの情報が入ってから、倉庫を出るまでの一連の流れはご紹介した通りですが、このままでは「TODAY」以外は倉庫に残ったままになってしまいます。残された「WEEK」や「MONTH」などは再び仕分けや鮮度や要否の確認などして「やること」倉庫として機能させるための維持管理が必要になります。
今回は、「やること」の再仕分けを考えてみます。

受入したメモで「TODAY」以外に仕分けられたものについては、適切なタイミングで再び仕分けをおこなっていく必要があります。

以前「やること」の仕分けとして、次の基準で仕分けをしますと書きました。

1. 「TODAY」・・・今日やること
2. 「WEEKLY」・・・今週やること
3. 「MONTHLY」・・・今月やること
4. 「SOMEDAY」・・・いつかやりたいこと
5. 「HOLD」・・・誰かに依頼したこと

実は、仕分けにはもう一つの基準があります。それが以下の基準です。

1. 「TODAY」・・・今日やること ← ここの基準は変わらず
2. 「WEEKLY」・・・今日はやらないが、毎日見返したいレベルのこと
3. 「MONTHLY」・・・今日はやらないが、毎週見返したいレベルのこと
4. 「SOMEDAY」・・・毎月見返したいレベルのいつかやりたいこと
           いつか行きたい場所(わくわくするような場所)
           いつか買いたいモノ(見ていると嬉しくなるようなモノ)
5. 「HOLD」・・・誰かに依頼したこと ← ここの基準は変わらず

この分類により、受入した「INBOX」と「WEEKLY」は、毎日チェックし、「MONTHLY」は週に1回、「SOMEDAY」は月に1回は見返すことになります。

実際の運用では、
毎朝「INBOX」と「WEEKLY」にあるメモを仕分けし、
毎週月曜の朝には、「MONTHLY」「WEEK」「INBOX」にあるメモを仕分けし、
月初に当たる週の月曜の朝には、「SOMEDAY」「MONTH」「WEEK」「INBOX」にあるメモを仕分けします。

その際に、追加となる情報があればメモに追記し、状況が変わってやる必要がなくなればメモを廃棄します。また視点を変えるために机の上にメモを広げてグルーピングしたりならべかえることもあります。これもあまり時間をかけずにササッと仕分けていきます。

これまで紹介してきた「受入」「仕分け」「整理」について、サッと行うとか高速で行うとかを書いてきました。これはあれこれ悩んでも一番初めに思いついたこととあまり変わらないことが多いということもあるのですが、個人的に色々やってきた経験上、「ゆっくり時間をかければかけるほど、無意識的に頭の中にそれらのことが残りやすくスッキリしない」からというのが最大の理由です。

だから、見返す頻度をそこそこ高めてメモに出会う機会を増やすことで、足りない判断も補えるのではとも思っています。

こうすることで自分は、サッと考え、パッと判断して、注意を払うべき範囲を絞ることで、ぼんやり集中できています。

ただし、「SOMEDAY」にある「いつか行きたい場所」と「いつか買いたいモノ」はこれらのタイミングでは見返すことはありません。

カフェとか落ち着いた場所だったり、家でくつろげる時だったり、(現実逃避したい時だったり)にそっとクリップで留めたメモを取り出して『ご褒美レビュー』と称してそれぞれのメモを見ながら、追加情報を入れます。

ご褒美レビューは時間が許す限り愛でるように楽しみながら情報を追加しつつ、思い立ったら行動におこすことをします。

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