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20歳最後の日に

年齢でみると”子ども“と“大人”の境目となる、

はたち。

20歳最後の1日という今日この日、
明日21歳になるなんて全く実感が湧かない。


”誕生日“
それはそれは毎年楽しみで、周りの人に言いふらしたいほど待ち焦がれた日。

今年はというと、



あ、誕生日今週?



え?明日誕生日なん?



くらいのモチベーションだ。


全く、どうしたものか。

我が家は末っ子が大きくなってからというもの、姉妹間のプレゼント交換も楽しみのひとつなのですが、今回は、それすら、灰がかかったような、くすみ具合である。



それでも容赦なく時は過ぎていくらしい。



わたし、明日、21歳になります。



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今月9日の成人の日。
こんな言葉に出会いました。

今日からいきなり大人。
ですが、心配しなくてもあと5年は、子供で居られます。
間違った時、ダメな時、大人達が怒ったフリをしてあなたに注意もしてくれます。
ぜひ、あと5年、コンビニの前で大騒ぎしたり、車で騒音を立てたり、ネットで誰かを叩いてみてください。大人が、あなたに注意をしてくれます。
5年後もまた、同じ事をしてみてください。
大人達は、あなたに注意をしなくなります。
なぜなら今度はあなたが大人だからです。
コンビニ前で大声出すオッサンを社会は「いない人」と認定します。
ネットアンチのオッサンを世の中は「イタイ人」というカゴにいれます。
20代後半になると、人は大体の価値観が完成します。
ここからの5年は、あなたを作ります。
この5年で、直らなかった悪い部分は一生直りません。
「これが自分だから」と、周りから人がいなくなります。
いい部分はどんどん伸びていきます。
「これが自分なんだ」と、多くの財産を引き寄せていきます。
沢山の失敗もしてみてください。きっかけやチャンスはその汗と涙の中に隠れています。
SHIROSEさんのInstagramより


この言葉と出会って、わたしは少しだけ安心感を得ました。


これまでは“学生だから”という理由でほとんどの出来事を免除されてきました。
だけど、もう大人なんだから、という言葉を聞く機会が多くなった気がします。



これがわたしの中で腑に落ちなかった。

学生だからと許されることと、大人だからと許されないこと、の矛盾........



境界線はどこ?



そして、大人ってなに?



俳優の佐藤寛太さんはご自身のブログでこう述べられてました。

大人になれって言う人はいても
大人になる術は教えてくれなかったなーなんて。
佐藤寛太の偏愛主義でいこう!(第25回)より


この文章を見た時に、パズルのピースがピタッとはまったような感じがしました。



たしかに、大人になる術は教えてくれなかったし、どういうことができれば大人なのか.......


20歳になって、大人の仲間入りをして、364日経ちますが、未だにわかりません。




ですが、先ほど書いたSHIROSEさんの言葉に出会って、あと4年はちゃんと大人が面倒見てくれるんだなって、安心したんです。

20歳になったからといって、大人の世界にただひとり放り出されたような気分だったのが、ふんわりタオルの上に寝かせられた赤ちゃんのような気分になりました(少し大袈裟ではありますが...笑)。



大人になる準備ができていなかった。

それは1年経った今も変わりません。

20歳の1年、沢山の経験をしました。
確実に経験は積んでいるはずなのに、何も成し遂げられなかったと感じる矛盾。


大人になるにはまだ程遠いのかなあ、

なんて思うこともあるけど、
21歳もがむしゃらにやってみようと思います。



あと4年もあれば大丈夫だと思いたい。
沢山勉強して、立派な大人になっていられるよう、頑張ろうと思う。



子どもの成長発達について学びながら、大人について考えを巡らせる、20歳最後の日。



m.

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