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オタクとしての分類

少ない収入の中で貯金してidecoもやってオタオタしく経済も回しているのだが、最近は「諦めが肝心」が前面に出てくるようになった。

というとネガティブな感じを受けるが、ソシャゲでいうなら「走るなら最初から走れ、だが引き際が肝心だ」である。撤退は恥ではない。半端に欲を出してグッズの交換先を探してないだろうか、枯れる在庫に、入場条件の厳しい現場に、欲しいものを追い求めて前線で戦うことに、そんな感じのことに疲れて楽しむ意欲を失っていないだろうか。
すぐそこまで迫っているなら限度を少し超えてもいいかもしれない。戦うのは血が騒ぐし楽しい。が、そういうのはだいたい「何の成果も!! 得られませんでした!!」で終わる。うたプリ前売券戦争(0時公開の情報でその日18時までで都会も地方も在庫が駆逐される)の時に久しぶりに味わった。

ちなみにソシャゲはやっているがガチャはやってない。正確にはお金を出してガチャは回してない。ギャンブルはやらない主義だ。古いオタクなのでJPGではなく物質に課金したい。

この年齢になって分かったことは「自分はつまみ食いはほぼ不向き」だということだ。
去年ヒプノシスマイクのライブビューイングのチケットを手に入れて、予習としてApple Musicを契約した。サブスクリプションサービスはこれがはじめてだった。だけど正直これが向いてなかった。わたしのiPhoneの中にものすごく品揃えのいいTSUTAYAがある! と感動したものだが、結局同じ曲しか聞かず、ヒプノシスマイクのライビュを前に契約解除した。
動画は今秋ドラマ火村さんの新作がHuluで見られるということで契約することだけは確実だ。でも「自分が好きなものみたいもの」しか録画してないレコーダーでさえがんがん積み録画があるのにHuluでなにか見ると思うか(多分見ないんじゃない……)。
dマガジンとはいい距離が保てているので雑誌はOKだけど音楽と動画の○○放題は無理だということだ。ちなみにApple Musicでヒプノシスマイク以外に聞いたのはOfficial髭男dismの「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう」だ。NEWS加藤シゲアキ氏のオススメだった。

音楽で同じ曲をぐるぐるヘビロテするのはものすごく心当たりがある。
わたしはSound HorizonとLinked Horizonのファンだ。16年目になる。主宰のRevo氏の作る音楽は常に情報量が多い。「おっこれはもしかすると」と考えてしまうところがある。「ここ何の楽器が鳴ってるんだろう」とイヤホンの奥の音色の裏で流れる音色を聞き取ろうと必死になる。今は正確な再生回数データは飛んでしまっているが、一番多く聞いた曲が「石畳の緋き悪魔」の2000回ちょっとだ。この人が作る音楽がわたしのオタオタしい生活をいったん更地にしてまた再構築した。
ここがわたしの最優先したい土地だ。手持ちがなくても貯金を下ろしてでも現地に飛んでしまう。でも数年に1度しかライブ活動はしない。特にサンホラ名義だと前回のライブは2015年だ。今年15周年記念だが、今のところ特に何の予定もない。いつでも飛ぶ準備はしているが、何もないかもしれない。うちの国はいつでも突然だし、単価が高いし、千秋楽公演ですべての曲の演出を変えていったりする。
運営が時々やらかすこと以外については特に不満はない。そして時々やらかすものの、100人規模のオケでのレコーディングやライブをよしとしてくれる運営はありがたく思っている。わたしはRevo氏と氏の作る音楽の行く先を見たい。

SHLH資金とは別に年間スケジュールの想定が比較的容易な推しに使う資金をおいて、残りは体験してみたいことに使う。
ある年は文楽だった。
ある年はジャニーズだった。
ある年は2次創作の資料にしたいとミュージカルを見に行った。
ある年は推しのプロデュースをしている方のライブに複数いった。
ある年はシールとマスキングテープだった。

何事もフットワークだけは軽くいろんなものを見て、体験して、長く付き合えるものを探したい。オタクは好奇心をなくしたら終わりだ。
今年何度もスケジュールを合わせようと頑張っているのはフィギュアスケートだ。見るほうではない。自分がやるほうだ。幸い大阪のよく知っている場所付近に常設リンクがあるらしい(推しスケーターの拠点と聞いてまじか、と思った)。来月久々の遠征で大阪へ行くので滑ってみたい。

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