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35mmと75mmの話。

当たり前なんだけど35mmの方が広角である。この画角は28mmや24mmほどパースが付かないので結構使いやすい。はずである。

なのに僕は35mmが苦手だった。

今のa7iiに乗り換える前はkiss x7を使っていた。レンズは所謂撒き餌レンズの50mmを付けていたから換算では75mm。カメラをやらない友達が覗くと、近くて撮りづらいと言われる画角である。

75mmは中望よりなので意識しなければ寄りの写真が多くなった。スナップにおいては引いて景色を写すというよりも、場を切り取るという感覚が近い。kiss x7は5年ほど使っていたので、あの画角は結構染み付いているようでtamronの28-75mmを使う今でもついつい75mmで撮ってしまう。

しかし、最近は35mmの楽しさにも気づき始めた。

75mmだと主題と構図を決めてからシャッターを切るから自分の意識が相当入った写真になる。それはそれで良いのだが、力みのない自然体な写真にはならない。

その点35mmは街の景色とその場の雰囲気を収める時に75mmより向いている気がする。見えている大体のものが、ファインダーを覗いた瞬間にすんなり写るのは便利であり、かつ、自然体なのではと思っている。

優劣はつけ難いが結局は適材適所なんだろう。今の僕には35mmは改めて新鮮に感じるので適しているのかもしれない。

ダラダラと書いてはみたが自分の中で改めて発見した35mmと75mmの違いを共有したかっただけです。
もし、ここまで読んでくれた方がいたとしたら感謝です。

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