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闘病生活の始まり

2年半前に、保護トリとしてジュウシマツを2羽をお迎えしました。我が家には既にワカケホンセイインコ(オス)がいましたが、過去の鳥さん預かり経験上「ワカケのケージの隣には、ジュウシマツかウズラを置くと興奮しない」という事がわかり、ワカケのケージ隣の友達としてジュウシマツをお迎えすることを決心しました。

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そのお迎えしたうちの1羽が突然2ヶ月で虹の橋に旅立ってしまいました。残るもう1羽のジュウシマツも心配しましたが、肝臓がやや大きめということで今年の5月の春の検診でも引き続き経過観察となりました。それから2ヶ月後の今年の7月中旬。「ウンチの数が少ない」と飼い主の感が働いて、7月31日に検診兼ねて爪切りに病院へ行ったことから肝肥大の治療となり闘病生活が始まりました。

鳥さんの健康管理

1,体重
2,食事量
3,ウンチの数

上記3点があげられます。荒鳥だったので捕まえて体重を測るのは難しい子でした。特に近年になってから緊張発作が見られたので、捕まえるだけで発作が起き体重測定は控えてました。それでも定期的に測定を行い、その都度キールスコアを気に留めて竜骨の出ぐわいは指で触って確認していました。保定が怖かったのでひっくり返して目視は出来ませんでしたが、触ることは出来たので指の感覚のみです。

主治医からは「半年位に一度の検診」と言われていました。しかし、心配性な飼い主はキールスコアを指で触った感覚で「痩せ過ぎては居ないか?心配だから見てもらおう」と3ヶ月毎くらいに診ていただいてました。

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引用:横浜小鳥の病院 海老沢和荘「文鳥のヒミツ」(グラフィック社編集部 2021)P132ベスト体重の見つけ方

7月31日に検診のついでに爪切りで予約を入れた理由としては、とまり木からよく落ちることが見られたので「伸びすぎた爪のせい」と考えていました。しかし、伸びすぎた爪は肝臓肥大によるものであったと分かりました。そして、この日の診察中に緊張発作の大きなのが出てしまい、先生が見ている目の前で横たわり目をつぶって過呼吸のような息づかいになってしまいました。

ここまで大きな発作ははじめてみるし、先生も焦ってしまっているようで「酸素、酸素」とあわてて酸素を入れてもらうくらい酷い状態でした。

この日は保定も厳しそうだったので、最低限のキールスコアと糞便検査のみで爪切りも中止となってお薬生活が始まったのです。

キールスコアは痩せ気味程度。糞便は異常なし。

帰りの電車の中「生きていてくれ!」と祈って帰路についたのを思い出します。

この7月31日から闘病生活が始まったのです。

(飼い主の心の声)
私もはじめて大きな発作を見たので「お外で万が一のことがあったら…」と最悪なことばかりが頭によぎりました。ジュウシマツは14グラムていどしかありません。こんな小さき生き物が苦しそうに横たわるなんて…。できることなら変わってあげられないもどかしさ。

緊張のあまり笑顔のまま表情が凍りつき、今にも泣き出しそうになったことを思い出します。

キャリーにラップを巻いて酸素を入れてもらい、電車の中で「あんまり開け閉めしたら酸素が逃げそう」と思って中を確認するのもグッとコラえました。

発作は何度か出ましたが、7月31日に起こした発作が一番大きかったです。

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