見出し画像

【写真展】大坪晶「Shadow in the House」@BLOOM GALLERY(大阪・十三)

作者はかつて進駐軍に接収された邸宅を訪ね、公的な歴史、私的な歴史の重ね合わせの中で「影」を呼び出し、記憶を想起させる。

写真と言うと「決定的瞬間」のように、今そこに見えている現実をかすめ撮る行為、という印象が強い。しかし現代の写真は多様化しており、演劇的に場を再構築し、イメージを作り出すことにも長けている。その手法はよりささやかで、まさに亡霊の囁きのようなものとなっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?