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【写真展】池本喜巳という写真家のこと(個展『裸のトポス』&『小さな写真美術館』@鳥取市内)

鳥取の写真家と言えば、泣く子も黙る植田正治です。
                    
その植田氏のもとで、約20年にわたってアシスタントを務め、技と美学を追求してきた写真家がおられます。
                           
池本喜巳(いけもと・よしみ)という写真家です。

7/28-29の鳥取ツアーで、フォトグラファー・桜井氏により紹介していただき、みんなで歓談しました。めっちゃ気さくで、そして表現に対してハングリーなお方でした。
                          
池本氏は、昭和の高度成長によって消えゆく日本の風景、人々の暮らしの姿を、写真に記録するため、奔走してきました。県内の個人経営の店屋を撮り溜めた『近世店屋考』は、店主の個性のかたまりで、圧巻です。
                       
一方で、自己の表現を追求するため、現代美術にも学びを求めてこられ、現在は空間自体を作品へと変容させる写真を創作しておられます。
                        
以下、池本氏という写真家について。


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