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ノーヒントの推理ゲーム「Scene Investigators」 Vol.01

 「Scene Investigators」は「EQ Studios」制作の本格推理・事件調査ゲームです。探索・考察を重ねて、なんとか全ファイルをクリアできましたので、ひとまずネタバレしない程度に書きます。後日、詰まっている方向けに、それぞれのファイルについてヒントを書いていきたいと思います。

 私がこのゲームのデモ版をプレイしてから、製品版の発売まで、2年は待ちました。長かったです。例の感染症の影響のせいか何度も発売が延期されていたため、本当に出るのか不安でしたが、ようやく今月発売されました。待った甲斐もあり、内容は期待どおりでした。今のところSteamでの評価も上々のようで、いちファンとして嬉しい限りです。

 このゲームは、プレイヤーが現場に残っている証拠だけをもとに事件の顛末を推理し、各ファイルに用意されている問いに答えるゲームです。他の推理・捜査・ミステリー系ゲームのように、親切丁寧に情報を提供してくれるキャラ・回想シーン・後出し情報といったものは存在しません。活用できるのは、今その場に残された証拠のみ。証拠以外のヒントがあるとすれば、「問い」しかありません。重要な証拠を見落としたままや、情報が整理できないままでは解決できません。クリアの難易度は高めだと思いますが、その分どんな推理ゲームよりも、実際に捜査している気分を味わえます。この点が、私がこのチームの制作するゲームを好きな理由です。横槍を入れられることなく、自分のペースで好きなだけ捜査・推理できるところが素晴らしいです。

 攻略は、基本的には「誰が」「いつ」「何をしたか」を明確にしていくことになります。これからプレイする方、またはプレイ中で詰まっている方は、以下の5つを心がけるとスムーズに解けると思います。

1.事件に関係している人物を全員あげる

 出てきた人物はできるだけフルネームでメモします。意外な人物が答えになるかもしれません。
 事件発生現場はアメリカです。見つかる名前はミドルネームやニックネームの場合もあります。

2.とにかく隅々まで探索する

 Xキーでしゃがんだり、Lキーでライトをつけたりしながら、証拠を探します。特にピストルの弾や薬莢などは小さくて見つけにくいです。
 手に持って調べられない証拠も重要です。何かが置かれていたような形跡があれば、メモしておきます。

3.電話・日記・レシート・カレンダーなどを調べる

 事件の時系列や人物の居場所を把握します。各人物のアリバイを明確にしておくと、特定や消去法に使用できます。電話番号があればメモして、可能な限りそれぞれ誰のものなのかを調べます。

4.証拠を裏返したり、開けたり、よく観察する

 持ち主の名前が書かれていたりします。そのほかの特徴も人物や情報を特定する手掛かりになりますので、メモしておきます。

5.その他

 気になった所があれば、Cキーで写真を撮れます。便利です。あとで、Iキーで撮った写真を見返すことができます。
 人物名の綴りがわからない場合は、いったん表示言語を英語にして、人物名が書かれている証拠を見て、メモしておくとよいです。
 英語で書かれたメモの筆跡は、人によって結構違います。

 以上です。推理ゲームらしく、メモをこまめに取っておくことが本当に重要です。時系列や人物相関は、頭の中だけでは整理できなくなります。無駄な情報を取ることももちろん多いですが、それも楽しさを引き出しているような気がします。
 推理ゲーや謎解きが好きな方には、ぜひプレイしてもらいたいです。

 このゲームが気に入った方には、廃墟となった町で過去に起きた殺人事件を捜査する内容の前作、「Painscreek Killings」もオススメします。こちらは、1つの町の中を歩き周って、同じように謎を自分一人で少しずつ解いていかなくてはいけません。探索自体の難易度は、今作よりも上だと思います。

次回、事件ファイル「予行演習」について書く予定です。

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