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ノーヒントの推理ゲーム「Scene Investigators」 Vol.05

 「失踪 #3」についてのヒントです。今回で、失踪がテーマの事件ファイルは最後になります。以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

調査日時:2018年11月16日 午前10時28分
調査場所:マイアミ(フロリダ州) とある住宅内

 問題を見てみましょう。3問です。

問題1.窓から入ったのは誰?
問題2.ここで亡くなったのは?
問題3.殺人犯は誰?
 
すべて名前を入力する形式です。
 
 また、前回#2の問題も残っています。

問題6.侵入者は誰?
 前回のシナリオと関連してる証拠を見つけましょう。

 では調査を始めましょう。廊下、リビングダイニング、寝室を調べられます。情報量は少なめです。

【廊下】
 廊下から部屋へと向かう足跡が続いています。いくつかの足跡は、靴底の形がハッキリと残っています
 部屋のドアノブには、カギが差さったままになっています。青いキーホルダーには、ウエストウッドアパートと書かれています。前回のシナリオで、ダイニングに落ちていたカギと同じようです。

【リビングダイニング】
 室内はかなり荒れています。
 テレビの前に、人型の白線が引かれています。頭から出血して死亡したようです。仰向けに倒れたようにも見えます。
 白線とソファの間には、2個の薬莢が残されています。1つはワイルダー製9mm、もう1つはフェリル製9mmです。径は同じですが、別々の銃から発砲されている可能性も考えられます。
 白線の真上の天井には、銃弾らしきものが1発残っています。

 倒れているテーブルのそばに、レシートが落ちています。1時間ほど前、午前9時23分に、ビール、タバコ、ロープを買ったようです。ロープはリビングには見当たりません。ビールとタバコは、テレビの前に座って飲んでいたようです。
 イスの下には、古くなった写真が落ちています。倒れたビールで汚れてしまっています。どこかで見たことのある女性の写真です。

 奥にはパソコンのセットされた机と、望遠鏡が置いてあります。
 窓から入った人物がいると問題にありましたので、窓を調べます。パソコンの奥の右側の窓枠に乾いた足跡を発見できます。もともとカギがかかっていなかったことを知っていたのか、ガラスを割らずに窓から入ったようです。
 パソコンで天気予報を見ることができます。今日は午前10時ごろから雷雨だったようです。廊下にあった足跡は濡れていたため、雨が降り出してから入ってきたと考えられます。
 また、行方不明者情報のサイトを閲覧していたようです。机には失踪者情報の載っている新聞が積まれています。足元にも捜索願いが散らばっています。
 机にはアパート貸主からの家賃滞納通知が置かれています。宛名はなんと、、、

【寝室】
 こちらも荒らされたような形跡があります。
 入って右手のハンガーには、右腕に穴のあいたシャツが掛かっています。その下には古くなった財布が落ちています。
 少し奥に丸椅子が置いてあり、天井からはロープが吊るされています。自害するつもりだったのでしょうか。

 借り物競争のリストに書かれていたアイテムが、ドア付近にいくつか落ちています。アイリーンが仲良くなった男の人は、この家の主だったようです。

 机の引き出しには、黄色いファイルが入っています。失踪者の情報がまとめられていて、「ヘイゼルではない」と赤文字で書き記されています。ヘイゼルを探していたようです。

 ベッドの下には箱が隠れています。しゃがんで探すと見つけやすいです。
 新聞記事の切り抜きが入っています。育児放棄した母親が自殺していたとの記事です。日付は今と同じ、11月16日です。シナリオ#1の数か月後に、あの子供たちは保護施設に移動させられていたようです。
 そのほか、トッドという人物からの数通のメッセージカードがあります。教会で知り合った人物のようです。

 ベッドサイドのチェストには、星座の図がしまってあります。コーヒーか何かで汚してしまったようですが、捨てることはできないのでしょう。

 部屋の奥の壁のコルクボードには、アメリカ全土の地図が貼られていて、目撃情報が多数貼り付けられています。その左にはヘイゼルの捜索願いが貼られています。13歳のときに、施設からいなくなったと書かれています。目撃情報の連絡先は、アイリーンの携帯の履歴にあった番号と同じです。長年、全国から情報を集めて、ヘイゼルを追っていたようです。
 そして、ヘイゼルの弟のニコラスの住所が書かれています。実父のジョシュのもとで生活していると考えられます。

 コルクボードの左下の床には、携帯電話が落ちています。アイリーンやトッドからの履歴があります。また、助けた女性からのお礼のメッセージが残っています。

 これで主な手掛かりはそろったはずです。#2の残りの問題から考えていきます。

【ヒントまとめ】
#2
問題6.

 寝室に落ちていた携帯に、アイリーンとの通話履歴が残されていました。この部屋の主が助けに向かったのでしょう。

#3
問題1.

 この部屋の主はカギをなくしていたと考えられます。やむを得ず、施錠していなかった窓から入ることにしたのでしょう。

問題2.
 死体付近
の証拠をもとに推理しましょう。

問題3.
 まずは、誰が玄関ドアから入ってきたのかを推理しましょう。そのための証拠は廊下にあります。ただ、それが誰なのかを特定できても、確定的な答えは出せないと思います。思い当たる人物を入力してみましょう。

 以上で事件ファイル「失踪」が完結しました。謎は多く残っていますが、あとは完全にプレイヤーの推理に任せられています。

 キャサリンが自害してしまったことに対して、部屋の主が相当責任を感じていたのは間違いなさそうです。彼がギャンブルに溺れず、しっかりと子供たちの面倒を見てさえいれば、一連の事件は起こらなかったはずです。

 彼が、偶然助けたローズがヘイゼルだったと気づいたのかどうか、プレイヤーによって最も意見が分かれるところだと思います。
 私は、彼は気づいていなかったような気がします。彼はもともとキャサリンの後を追うつもりで、敢えて彼女の命日を選び、彼女と同じ方法で旅立とうと計画していたように思います。もしヘイゼルに気づいていたとしたら、生きる道を選択し、旅立つ準備すらしなかったのではないでしょうか。
 ぜひ、皆さんもご自身で推理なさってみてください。

 次回、事件ファイル「アパート4階 401号室:侵入者」について書く予定です。

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