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水曜日は、千葉県ジョブサポートセンターが主催する「企業とのマッチング交流会」というイベントに行ってきた。在宅ワークを斡旋するイベントで、運用は株式会社パソナが行っている。

13時から16時30分までの長丁場のイベントだったのだが、ぼくが居たのは最初の1時間だけ、14時すぎには帰ってきてしまった。

まあ、がっかりして帰ってきたわけだ。
主にネットを利用した事務系だったりクリエイティブ系だったりの仕事を斡旋するイベントで、BPOの企業が集まっていたのだが、如何せん給料が安すぎる仕事ばかりで、ぼくが期待していたコンサルだったり、ディレクション系の仕事などは皆無だった。

まあ、たったそれだけのことなのだが、このような仕事にも結構多くの人が群がっており、ちょっとビックリした。
仕事に貴賤はない、とは言うものの、必要なスキルの高さに比してあまりにも報酬が安いと感じたからだ。

象徴的に感じたのは、単なる文章入力の仕事。
基本料金が150円~/1ページとなっていた。1ページの文章量がわからないけど、時給換算にすると、最低料金を下回る可能性があるにも関わらず、面談の際には1番人気になっていた。
時給換算の仕事だと、その時間をきっちり拘束されるわけだが、この手の仕事だと自分の空き時間にやりたいだけできることもあり、ぼくも一瞬「これでもいいかな?」とも思ったのだが、採用には試験もあるようなのだ。
で、ちょっと話を聞こうかなと思ったのだが、なんと一番人気だったので、諦めた。

他にも「お!」と思った仕事もあったが、「65歳まで」という規定があったのでこちらも諦めた。
BPO的な仕事には、全く興味がないし。

まあ、今回のイベントはホンの一握りの企業しか来ていなかったとは思うのだが、給与水準はほぼ同じくらいかと思うので、う~ん、という感じなのだ。

ぼくの場合、一つは決まった仕事があるので、もう一つやるとすると“もっと儲かる仕事”か、“ライブ感”のある仕事にしたいと思う。
っというわけで、今回はたまたま自分にあう仕事がなかったということなのだが、現在の日本の貧困の一員がここにあるような気がして、暗澹たる気持ちになって帰ってきた。

最低賃金ではないが、IT系の仕事の時給が1,000円前後というのは、ITバブルの真っ只中を駆け抜けた自分にとっては、寂しさを感じざるを得なかった。
もっとも、これからの“AI時代”を見据えると、仕方ないのかもしれないが。

これからも、いろいろな仕事を見ていきたい。


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